東京都港区西麻布の閑静な住宅街にひっそりと佇む「N’onaka」は、隠れ家のような雰囲気の中でクラシックフレンチを気軽に楽しめるビストロです。東京メトロ銀座線の表参道駅から徒歩約11分、東京メトロ千代田線の乃木坂駅から徒歩約12分と、主要駅からは少し歩いた場所に位置しており、その道のりもまた、訪れる人々にとって隠れ家を見つける喜びとなるでしょう。白く新しい建物の一階にあり、落ち着いた佇まいを見せています。
「もっと自由に、もっと気軽にクラシックフレンチを味わってほしい」という想いが込められたこの店では、国内外の著名なフレンチレストランで研鑽を積んだ野中靖幸シェフが腕を振るいます。店内に一歩足を踏み入れると、温かみのある木の質感と柔らかなランプの照明が心地よい、まるでフランスの現地にあるビストロのような空間が広がります。オープンキッチンからは心地よい調理の音や香りが漂い、五感を通して食体験を深めることができます。カウンター席が6席、3名掛けのテーブル席が2卓、そして半個室が1室用意されており、計18席というこぢんまりとした空間は、大切な人との語らいや、少人数での落ち着いた会食に最適です。半個室は最大6名まで利用可能で、プライベートな時間を過ごしたい際に重宝されます。ソファー席も一部に設けられており、ゆったりとくつろぎながら食事を楽しむことができます。
料理はアラカルトが主体で、前菜は1,200円から、スープは1,000円から、魚料理は2,000円から、肉料理は2,100円からと、幅広い価格帯で提供されています。定番メニューに加え、シェフがその日の食材やお客様との会話からインスピレーションを得て創り出す日替わりのメニューも楽しむことができます。特に肉料理には力が入れられており、時には10種類以上のバリエーションが揃うこともあります。アンドレ・パッション氏に師事した経験から、手間暇かけたクラシックな煮込み料理も得意としており、骨太ながらも現代的な軽やかさを併せ持つフレンチを堪能できます。具体的なメニューとしては、熟練の火入れで柔らかく焼き上げた「プーレ・ロティ」や、トリップとキノコのソテーをシェリービネガー風味の温製サラダにした一品などが人気です。また、薄い生地でキャラメリゼしたりんごを包んだ「焼き立て林檎のクリスティアン」といったデザートも提供されています。
ドリンクはフランスワインを中心に豊富に取り揃えられており、グラスワインは800円から、ボトルワインは10,000円から25,000円が中心ですが、高価格帯のワインもグラスで提供されることがあります。常時、赤ワイン5種、白ワイン5種、スパークリングワイン1種がグラスで楽しめるため、様々な料理とのペアリングを試すことができます。マグナムボトルワインもグラスで提供されることがあり、ワイン愛好家には嬉しいサービスです。
特別なサービスとして、チャージ料が別途1,200円(もしくは席料1,000円でミネラルウォーター付き)かかりますが、これは質の高い空間とサービスへの対価と言えるでしょう。また、持込みドリンクには5,500円の持ち込み料が発生します。お子様連れでの来店も可能で、事前にリクエストすればお子様メニューの用意もしてくれるなど、きめ細やかな配慮がされています。誕生日や記念日などのサプライズ演出にも対応しており、相談次第で特別な一日を演出してくれます。店内では無料Wi-Fiや電源も利用可能で、ビジネスシーンでの利用にも対応できる設備が整っています。季節によっては、1周年記念の特別メニューや、期間限定でマグナムボトルのワインを特別価格で提供するなど、訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。