渋谷区渋谷に位置する「enoteca miyaji」は、2019年10月に開店した、ソムリエ宮地英典氏が厳選したワインと四季折々のイタリア郷土料理を堪能できるレストランです。渋谷駅と表参道駅のほぼ中間地点にあり、各線渋谷駅から徒歩約8分、東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線表参道駅からは徒歩約6分と、どちらの駅からもアクセスしやすい場所にあります。青山アルコーブの2階という立地は、まさに大人の隠れ家といった趣で、落ち着いた雰囲気の中で食事とワインをゆっくりと楽しみたい方に最適な空間を提供しています。
店内は全16席とこぢんまりとしており、カウンター席が8席、テーブル席が8席で構成されています。個室の用意はありませんが、貸切も可能で、20人以下の小規模なグループでの利用にも対応しています。カウンター席がメインとなっているため、シェフやソムリエとの距離が近く、会話を楽しみながら料理やワインについての知識を深めることができるのも魅力の一つです。店内は全席禁煙ですが、店外に喫煙スペースが設けられているため、喫煙される方も安心して利用できます。
「enoteca miyaji」のコンセプトは、「日常や非日常、グラスを傾けながら過ごす思い思いの時間に寄り添える人、お店でありたい」というものです。料理やワインが訪れる人々の大切な時間に「美味」という彩を添えるという信念のもと、本場イタリアで研鑽を積んだシェフが腕をふるい、日本の四季を感じさせる旬の食材をふんだんに取り入れたイタリア郷土料理を提供しています。特に、最高峰の和牛と称される「但馬玄」のローストは、お店のスペシャリテとして知られ、その旨味を存分に味わえる一品です。また、ウルグアイ産の牧草牛をローストしたメニューも目玉の一つで、サシが少なく、肉本来の旨味が凝縮された健康にも配慮された牛肉を堪能できます。アラカルトメニューも充実しており、「毛蟹のラヴィオリ」や「サルシッチャのラグー タヤリン」、「イタリア産黒トリュフの自家製タリアテッレ」など、季節ごとに変わる多彩な郷土料理を楽しむことができます。
ワインに関しても、ソムリエである宮地氏がイタリア、フランスを中心に、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカなど世界各国の幅広い生産地から厳選したワインが豊富に揃えられています。料理とのペアリングにも力を入れており、それぞれの料理に最適なワインをソムリエがセレクトしてくれるため、ワインと料理のマリアージュを心ゆくまで体験することができます。ワインが苦手な方でも、食事だけでも楽しめるような配慮もされています。
メニューは主にコース料理が提供されており、ランチ、ディナーともに用意されています。ランチは木金土日祝日限定で、おまかせコースや選べるパスタランチがあり、冷前菜盛り合わせ、パスタ、メインディッシュ、ドルチェなどが含まれます。ランチ予算はコース内容により異なり、2,250円から4,950円程度です。ディナーは、おまかせコースが中心で、5品構成のコースは7,480円から、幻の和牛「但馬玄」のタリアータを含む5品コースは8,580円、同じく「但馬玄」をメインとした6品コースは10,890円といった料金設定となっています。ディナーの平均予算は10,000円から15,000円程度で、コペルトとして550円(自家製パンとトリュフバターまたはEXVオイル付)が別途かかります。
特別なサービスとしては、誕生日や記念日などの大切な日のお祝いやサプライズにも対応しており、ソムリエがいることでワインに関する細やかなサービスを受けられる点も特筆すべきです。また、テイクアウトも可能なメニューがあり、自宅でもお店の味を楽しむことができます。子供同伴も可能で、年齢制限はありますが、子供用のメニューや椅子はないものの、時間帯の制限なく利用できるため、家族での食事にも対応できる場合があります。支払いは各種クレジットカードに加え、PayPayなどのQRコード決済も利用可能です。