東京都国立市東に佇む「Casa di Camino」は、JR国立駅南口から歩いておよそ5分から6分ほどの閑静な住宅街に位置するイタリアンレストランです。店名の「Casa di Camino」は「川上の家」という意味が込められており、その名の通り、温かく居心地の良い空間で、正統派イタリアンを味わうことができます。一軒家風の外観は隠れ家のような雰囲気を醸し出し、店内はローマの路地裏を思わせるような趣があります。インテリアや細部にまでこだわりが感じられ、手書きのメニューも可愛らしいと評判で、特に女性からの支持を集めています。
料理は、旬の食材をふんだんに使用し、素材本来の味を最大限に引き出すことに重きを置いています。イタリアの伝統的な食材だけでなく、国立市を中心とした地元の採れたて野菜や、全国各地から取り寄せたこだわりの食材も積極的に取り入れています。チーズやパン、パスタ、加工肉なども自家製にこだわり、牛乳から8時間かけて手作りされるモッツァレラチーズや自家製のサワードウパンなど、ここでしか味わえないオリジナリティ溢れる一皿を提供しています。シェフが生産者の食材にかける思いを大切にし、シンプルながらも丁寧に仕立てられた料理の数々は、まさに「川上式解釈」のイタリアンと言えるでしょう。国立市商工会ブランド「くにたちstyle」にも認定された、発祥の地ローマのスタイルを再現したカルボナーラは、お店のこだわりの一つです。また、時期によっては東京では珍しい古代豚の低温ローストを味わえることもあります。
ランチタイムには、旬野菜の盛り合わせや自家製サワードウパン、本日のパスタ2種盛り合わせなどを組み合わせたコースが用意されており、お時間の少ない方にもおすすめのパスタ2種盛り合わせ単品も選択可能です。これらに加えて、本日のメイン料理や本日のデザートセット、その他アラカルトメニューも注文でき、¥2,000台から楽しむことができます。ディナータイムには、前菜からパスタまたはリゾット、メイン料理、デザート、食後のお飲み物まで、シェフおまかせの6皿で構成されるコース(¥7,200 税込)がおすすめです。特別な日や会食、接待などにも適しており、前日までの予約が必要となります。アラカルトメニューも豊富に揃っており、アンティパストからドルチェまで、その日の気分に合わせて自由に選ぶことができます。ワインは中部イタリア産を中心に、料理との相性を考えて厳選されたものが豊富に揃えられています。イタリアのビールブランド「ペローニ」のドラフトビールや、イタリア産フルーツジュースなどのドリンクメニューも充実しています。
店内にはカウンター席、テーブル席、そしてテラス席が用意されています。総席数は15席程度とこぢんまりとしており、落ち着いた空間でゆっくりと食事を楽しむことができます。カウンター席ではシェフとの会話も弾み、おすすめのメニューなどを相談しながら決めることも可能です。テーブル席はゆとりを持った配置がされており、少人数での利用に適しています。特筆すべきはテラス席で、こちらはペット同伴が可能となっており、愛犬と一緒に食事を楽しみたい方に好評です。店内全体の貸切も可能で、10名から最大30名程度までのパーティーや集まりに対応できます(着席時は15名まで)。
Casa di Caminoでは、お客様への細やかな配慮も行き届いています。例えば、お子様向けの専用メニューという表示はありませんが、希望に応じて唐辛子抜きやミートソース風といった可能な範囲での対応をしてもらえます。また、誕生日や記念日といった特別な日には、デザートプレートにメッセージを添えるサービスも行っています。テイクアウトメニューも提供しており、自宅でもお店の味を楽しむことができます。 国立の住宅街にひっそりと佇むこのお店は、美味しい料理と温かい雰囲気で、日常使いはもちろん、特別な日の食事にも訪れたい一軒です。