東京都千代田区大手町に位置するTOKYO TORCH 常盤橋タワーの地下1階に、「魚と日本酒 羽田市場 常盤橋タワー店」はありました。大手町駅からは徒歩約1分とアクセスが良く、東京駅日本橋口からも徒歩約1分、日本橋駅や三越前駅からも徒歩圏内という便利な立地でした。TOKYO TORCH Park側のエントランスから入ると、スムーズにアクセスできたようです。
この店舗は、「羽田市場」の新業態としてオープンしました。「羽田市場」は漁師から直接新鮮な魚介類を仕入れることを特徴としており、こちらの常盤橋タワー店でも朝獲れの鮮度抜群の魚介を都内で楽しむことができる点がコンセプトの一つでした。魚介と相性の良い日本酒も豊富に取り揃えられており、手頃な価格で立ち飲みスタイルを中心に提供されていました。店内には貝類が入った大きな水槽が設置されていたことも、鮮度へのこだわりを示していました。
提供されていたメニューとしては、昼は魚介を中心とした和定食、夜は刺身や漁師料理などが中心でした。ランチタイムには、超特大のキンキ煮付け定食や超速鮮魚のお刺身定食、特大の寒とろさば塩焼き定食、海鮮ひつまぶし、名物まぐろ丼などが提供されていた時期がありました。特にオープン当初には、通常よりもお得な価格でこれらのメニューが提供され、注目を集めていたようです。まぐろ丼は、そのまま食べるのはもちろん、だし汁をかけてお茶漬けとしても楽しめるスタイルでした。刺身定食の内容はその日の仕入れによって変わり、旬の魚介が提供されていました。ディナータイムには、その日の朝獲れのお刺身の五点盛りなどが人気でした。おつまみメニューも充実しており、酒肴六種盛り合わせは日本酒との相性が良い品々でした。おおよその予算感としては、ランチは1,000円台、ディナーは3,000円台でした。また、焼きふぐと海鮮の食べ放題に日本酒を含むアルコール飲み放題が付いたコースも提供されていました。
座席は30席で、立ち飲みスタイルが主体でしたが、カウンター席を中心に椅子席も用意されていました。テーブルは立ち飲みに適した高さのものが多かったようです。個室はありませんでしたが、20人程度から貸切での利用も可能で、人数や予算については電話での相談に応じていました。店内は落ち着いた空間で席間も比較的広く、カウンター席も備えていました。全席禁煙でしたが、同じビル内に喫煙スペースがありました。バリアフリーにも対応しており、車椅子での入店も可能でした。
特別なサービスとしては、日本酒好きには嬉しいセルフでの飲み放題が提供されていました。ショーケースに並んだ様々な銘柄の日本酒を、好きなだけ自分で注いで楽しむことができるユニークなスタイルでした。このセルフ飲み放題は2時間制で3,300円という料金設定でした。気になる日本酒を少量ずつテイスティングしてから選ぶといった楽しみ方も可能でした。その他、お祝いやサプライズにも対応可能であり、英語のメニューも用意されていました。過去には期間限定で、自分の写真などをラベルに印刷できる「MYぽん酢マシーン」が設置されていたこともありました。
「魚と日本酒 羽田市場 常盤橋タワー店」は、羽田市場から直送される新鮮な魚介とこだわりの日本酒を、気軽に楽しめる立ち飲みスタイルの居酒屋として、多くの方に利用されていました。