麻布十番駅近くに位置する「沖縄料理 taachi(ターチ)」は、都会にありながら沖縄の温かさと「うまくて体にいい料理」を堪能できる隠れ家のような沖縄料理店です。店名である「taachi(ターチ)」は沖縄の言葉で「二つ」を意味し、「お客様にとって第二の食卓のような場所でありたい」という願いが込められています。長寿で知られる沖縄の食文化に注目し、健康や栄養を意識した独自の薬膳スタイルを取り入れた新しい沖縄料理を提案しています。
地下鉄大江戸線麻布十番駅7番出口からは徒歩約1分、東京メトロ南北線麻布十番駅4番出口からも徒歩約3分とアクセスしやすい場所にあります。はせべやビルの3階にあり、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと食事を楽しむことができます。店内はアイボリーとステンレス、ブビンガの無垢材を使ったカウンター席やテーブル席があり、洗練されていながらも温かみのあるモダンな空間が広がっています。壁面にあしらわれた琉球ブロックも沖縄らしさを感じさせます。総席数は30席で、様々なシーンに対応できる配置となっています。完全に仕切られた個室はありませんが、半個室のように利用できる席も用意されています。
料理は、オーナー自らが沖縄の各島(沖縄本島、石垣島、宮古島、久米島など)から厳選して直送されるこだわりの食材を使用しています。創業から愛され続けている名物の薬膳鍋は特におすすめの一品で、島野菜をたっぷりと使用した「島野菜の薬膳鍋」や、乳酸発酵白菜とやんばる島豚アグーのしゃぶしゃぶなどがあります。滋養強壮に良いとされる「バクテー(肉骨茶)」も人気メニューの一つです。定番の沖縄料理も充実しており、「ゴーヤチャンプルー」をはじめ、「ソーミンチャンプルー」、「フーチャンプルー」、「ナーベラチャンプルー」といったチャンプルー各種を取り揃えています。「クーブイリチー」や「スンシーイリチー」、「ナーベーラ・ンブシー」といった炒め煮も味わえます。
また、新鮮な魚介を使った「マグロとアボカドのサラダ」や「パルダマと蛸のサラダ」、「焼きまぐろの葱たたき」などのサラダや冷菜も人気です。「海ぶどう」や「島らっきょう」、「ミミガー」、「手造り豆腐よう」、「スクガラス豆腐」といったお酒のお供にぴったりの酒肴も豊富です。さらに、「琉球王朝尚家直伝豚ロース黒ごま蒸し」や「骨抜きテビチの唐揚げ」など、オリジナリティあふれる創作料理も提供されています。食事の〆には「首里そば」なども楽しめます。コース料理も用意されており、お店のおすすめメニューをバランス良く味わえるコースや薬膳鍋を中心としたコースなどがあります。ディナーの予算は、メニューや注文内容にもよりますが、一人あたり5,000円から7,000円程度で楽しめることが多いようです。
ドリンクメニューも豊富で、沖縄を代表する「オリオンビール」や、シークワーサーを使ったドリンク、そして様々な種類の泡盛や焼酎を取り揃えています。特に、店主が厳選したここでしか味わえないオリジナルの泡盛や焼酎は、沖縄料理との相性も抜群です。ワインリストも用意されており、料理に合わせて選ぶ楽しみもあります。
店内には様々なアーティストの作品が展示されることもあり、モダンな空間で視覚的にも楽しませてくれます。厳選された旬の沖縄食材を使った薬膳料理と、落ち着いた空間、そして豊富なお酒と共に、麻布十番で新たな沖縄料理の魅力を発見できる一軒と言えるでしょう。第二の食卓として、日常使いはもちろん、デートや友人との食事など、様々なシーンで利用できるお店です。