八丈島の美しい海を見下ろす高台に位置するリードパークリゾート八丈島。その館内にあるレストラン「タルタルーガ」は、イタリア語で「ウミガメ」を意味し、その名の通り、雄大なオーシャンビューと共に食事を楽しめる開放的な空間が魅力です。特に冬の時期には、窓の外にクジラが見えることもあるといいます。八丈島空港からは車で約8分ほどでアクセス可能です。
このレストランの大きな特徴は、八丈島の豊かな自然が育んだ地元食材をふんだんに使用している点にあります。ホテルに隣接する直営牧場の新鮮な八丈島ジャージー牛乳は、朝食の飲み物として提供されるほか、様々な料理にも活かされています。自家菜園で採れた明日葉や、島内の提携農家から届く旬の新鮮野菜、肉厚なうみかぜ椎茸など、島の恵みを存分に味わえます。さらに、黒潮の恩恵を受ける八丈島近海で水揚げされたばかりの魚介類を港で直接買い付け、素材の味を最大限に引き出す調理法で提供することにこだわっています。キンメダイやカツオといった代表的な魚はもちろん、メダイやトビウオ、アカサバといった島ならではの旬の魚も楽しめます。
食事のスタイルは季節によって異なり、夏季には島寿司を含む50品目以上の和洋バイキングが提供されます。それ以外の季節は、島の食材を creatively に取り入れた創作和会席が中心となります。時期によってはセットメニューとなる場合もあります。
朝食は基本的に和洋バイキングまたはセットメニューで提供され、直営牧場のジャージー牛乳を使用したフレンチトーストが一番の人気メニューとして挙げられます。外はカリッと、中はジャージー牛乳の甘みとコクが口の中に広がる絶品と評判です。また、あら汁も美味しいと口コミで好評です。
夕食では、夏季のバイキングに並ぶ島寿司をはじめ、様々な八丈島の味覚が登場します。会席料理で提供される具体的なメニューとしては、八丈島ジャージー牛乳を使った焦がし醤油フォンデュが特に人気です。特製のベシャメルソースに焦がしたたまり醤油と隠し味の八丈島産酒盗を加えたこのフォンデュソースは、野菜や肉だけでなく、お刺身を絡めても美味しいと評判です。その他、八丈島産モッツァレラチーズを使った一品、明日葉とカニ味噌の和え物、トビウオのオイル煮、トビウオのつみれのお吸い物、鰆のかぶら蒸しなども提供されることがあります。会席料理の内容は基本的に日替わりで提供され、4泊以上の連泊の場合は特別メニューが用意される場合もあります。
ドリンクメニューも充実しており、八丈島の島焼酎は全10種類が網羅されているほか、青ヶ島の島焼酎も楽しめます。八丈島ジャージーヨーグルト酒やパッションフルーツ割りといった女性に人気の島酒、さらに支配人が厳選した日本酒も多数取り揃えられています。
座席はオーシャンビューのダイニング席が中心で、開放的な雰囲気の中で食事ができます。個室やソファ席に関する情報は見当たりませんでした。
特別なサービスとしては、お子様向けのキッズメニューや、食物アレルギーを持つ方への対応も行っています。これらは事前の連絡が必要となります。全体として、八丈島の豊かな食材を活かし、工夫を凝らした料理を美しい景色と共に堪能できるレストランと言えるでしょう。