東急東横線 学芸大学駅の東口から歩いておよそ3分の場所に佇む「Stand Banh Mi」は、ベトナムのソウルフードであるバインミーを中心に、フランスの調理法を取り入れた無添加・無化調の手作りベトナム料理を提供しています。カラダに優しい食事をコンセプトに掲げ、10時間以上かけて丁寧に取られた鶏ガラスープを多くのメニューのベースとして使用しています。厳選された有機食材を使用するなど、素材へのこだわりも特徴の一つです。水色をアクセントにした店内は、カフェのようなおしゃれで落ち着いた雰囲気があり、女性一人でも気軽に立ち寄りやすい空間となっています。店内はかつてスタンディング形式でしたが、現在はスツールが設置され、よりゆっくりと食事を楽しめるようになっています。カウンター席がメインのため、料理が作られる様子を眺めながら、または店員との会話を楽しみながら食事をするのも良いでしょう。
メニューの中心となるバインミーは常時5種類が用意されており、本場ベトナムのものより美味しいと評されるほどのこだわりが詰まっています。バインミーに使用されるパンは、ベトナムの食文化に欠かせない米粉を独自に配合したオリジナルのものや、国産小麦を使用したタイガーブレッド、国産無農薬小麦を使用した国産有機全粒バゲットから選ぶことができます。人気のメニューとしては、大山鶏のレバーを野菜と自然派赤ワインで煮込んだレバーパテとスパイシーな自家製ハムを挟んだ「自家製ハム&レバーパテのバインミー」や、プリプリの海老に甘酸っぱいタマリンドソースなどが絡む「海老タマリンドバインミー」などがあります。バインミーは希望に応じて食べやすいように2つにカットしてもらうことも可能です。
バインミー以外のメニューも豊富で、もちもちとした食感の国産生米麺を使用した「大山鶏のフォー」や、希少な牛頬肉を使ったシチューフォー、ホイアン名物の極太生米麺「カオラウ」、細麺に牛肉が乗ったフレンチベトナム料理「ボブン」といった様々な麺料理が楽しめます。食事メニューとしては、鴨肉をコンフィーにしたスペシャリテであり、ホイアンの三大名物コムガーをアレンジした「コムガー(チキンライス)」や、スパイスカレー、越南角煮ライスなどがあり、鶏ガラスープで炊かれたジャスミンライスとの相性も抜群です。
ランチタイムの予算は1,000円台から2,000円台、ディナータイムは4,000円台から7,000円台が目安となるようですが、世界情勢により価格が変動する場合があるため、最新の価格については店舗にて確認するのが良いでしょう。テイクアウトも可能なので、自宅や外出先でもこだわりのベトナム料理を味わうことができます。
その他、特別なサービスとしてパクチーが苦手な方のためにパクチー抜きに対応していたり、PayPayでの支払いが可能であったりします。ディナータイムを終えた後にはワインバーとしての時間も設けており、自然派ワインと共にこだわりの料理を心ゆくまで楽しむことができます。肩肘張らずにリラックスして過ごせる雰囲気は、友人との食事はもちろん、デートや一人での利用にも適しています。化学調味料や添加物に頼らず、素材本来の美味しさを引き出した滋味深い料理の数々は、健康を気遣う方にも嬉しい選択肢となるでしょう。「特別な体験」と未来につなぐベトナム料理という思想のもと、持続可能な食文化と豊かなひとときを提供することを目指しているお店です。