池袋の喧騒から少し離れた南池袋に佇む「天ぷら割烹 天山」は、都会にありながら落ち着いた雰囲気を醸し出す一軒家のような佇まいが特徴です。各線池袋駅からは徒歩約5分から8分程度、都電雑司ケ谷駅からも徒歩圏内に位置しており、アクセスしやすい立地でありながら、穏やかな空間で食事を楽しむことができます。駐車場はありませんが、近隣にはコインパーキングがあります。
この店の大きな特徴は、伝統的な和食である天ぷらに加え、フレンチやアメリカでの修行経験を持つ店主が手掛ける独創的な料理を味わえる点にあります。旬の厳選された食材を使用し、目の前で丁寧に揚げられる天ぷらは、衣が薄くサクサクとした食感で、素材本来の味を活かしています。また、天ぷらと並ぶもう一つの名物料理として知られているのが「牛ほほ肉のブレゼ」です。国産牛のほほ肉を赤ワインと香味野菜とともにじっくりと時間をかけて煮込んだ一品で、口の中でとろけるような柔らかさと深みのある味わいが評判です。和食と洋食、それぞれの良さを取り入れたメニュー構成は、「天山」ならではの魅力と言えるでしょう。
ランチタイムには、手軽に揚げたての天ぷらを堪能できる天丼や天ぷら定食が各種用意されています。天丼は850円から、天ぷら定食は1,000円から提供されており、上天丼や上天ぷら定食、えび天丼、穴子天丼といった種類があります。また、鶏親子天丼や、季節によってはハヤシライスやカレーライスが登場するなど、天ぷら以外のメニューも楽しめます。ランチの予算は1,200円から2,000円程度の目安となることが多いようです。ディナータイムはコース料理が中心となり、価格帯は6,600円から8,000円程度となる場合が多いようです。コースでは、自慢の天ぷらと名物の牛ほほ肉のブレゼの両方を味わうことができ、特別な日や接待にも適しています。ディナータイムにはお通しがあり、座敷を利用する場合は別途座敷料がかかることがあります。
店内には総席数41席があり、お一人でも利用しやすいカウンター席や、グループでの利用に適したテーブル席があります。また、地階には個室やお座敷も完備されており、周囲を気にせずにゆっくりと食事を楽しみたい場合に便利です。座敷は4名程度から利用できる場合が多いようです。ソファ席や掘りごたつ、テラス席はありません。
サービス面では、お祝い事でのサプライズに関する相談が可能であったり、貸切での利用に対応してもらえる場合もあります。店内ではWi-Fiが利用でき、英語メニューも用意されています。子供同伴での利用も可能です。支払いは各種クレジットカード(VISA、Master、American Express、Diners Club、JCB)やPayPayが利用できるとされていますが、クレジットカードの利用についてはディナータイムに利用金額の条件が付く場合があるため、事前に確認すると良いでしょう。
営業時間は月曜日から金曜日のランチが11:30から14:00まで(ご飯がなくなり次第終了)、ディナーが18:00から21:00または22:00頃まで(ラストオーダーは時間による)となっています。ディナーは予約が必要な場合が多いようです。定休日は土曜日、日曜日、祝日です。海外での経験を持つ店主が揚げる旬の天ぷらと、手間暇かけた洋の逸品を一度に楽しめる、池袋エリアでもユニークな存在の天ぷら割烹です。