東京都武蔵野市吉祥寺南町に位置する「福郎」は、吉祥寺駅公園口から徒歩約3〜4分の末広通り沿いに暖簾を掲げる和食居酒屋です。木材を基調とした店内は落ち着いた和の雰囲気が漂い、ゆったりと食事を楽しめる空間となっています。オープンは2017年7月で、店主は以前、海外で日本食料理長を務めた経験を持つとされています。和食と薬膳料理を組み合わせたこだわりの品々を提供しており、特に旬の鮮魚を使った料理と日本酒に力を入れています。店内には利き酒師がいるため、料理に合わせた日本酒の提案を受けることも可能です。カウンター席とテーブル席があり、席数は19席ほどで、一人でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。個室は設けられていません。
ランチタイムには、お店の名前を冠した人気の「海鮮ちらし 福郎丼」をはじめ、焼き魚や煮魚、西京焼き、チキン南蛮などの定食メニューを提供しています。福郎丼は、さいの目にカットされた数種類の新鮮な海鮮が酢飯の上にたっぷりと盛られており、見た目も華やかです。特徴的なのは、添えられた黄身醤油をかけていただくスタイルで、濃厚な黄身と海鮮の旨みが絶妙に絡み合います。また、丼のご飯が少量になったところで提供される、真鯛の骨から取った熱々の鯛出汁をかけて、出汁茶漬けとしてサラサラと味の変化を楽しむことも可能です。福郎丼の価格は、並が1,000円から、イクラの乗った上は1,350円から、ウニとイクラが乗った特上は1,900円からとなっています。ランチの定食メニューには、メインの他にサラダ、小鉢、味噌汁が付くものが多く、ご飯のおかわりが無料のサービスもあります。ランチの価格帯は1,000円台が中心で、比較的リーズナブルに利用できる点も魅力です。
ディナータイムには、刺身やなめろう、天ぷらといった海鮮料理を中心に、バラエティ豊かな一品料理が揃います。様々なシーンに対応できるコース料理も用意されており、価格帯は3,980円から7,480円程度まで幅広く設定されています。ディナータイムには席料が別途かかります。日本酒の種類が豊富で、料理とのペアリングを楽しむことができます。また、テイクアウトにも対応しており、自宅でも福郎の味を楽しむことが可能です。予約は電話で受け付けており、20時以降の予約も可能な場合があります。温かいおしぼりと冷たいおしぼりを選べるなど、細やかなサービスも嬉しいポイントです。落ち着いた空間で、こだわりの和食と日本酒をゆっくりと味わいたい時や、吉祥寺散策の際のランチなどに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。