東京都港区虎ノ門にある「博多たんや 虎ノ門店」は、虎ノ門ヒルズビジネスタワーの地下1階に位置しており、東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅に直結しているため、非常にアクセスしやすい店舗です。また、東京メトロ銀座線虎ノ門駅のB2・B3・B4出口、東京メトロ千代田線・丸ノ内線・日比谷線霞ヶ関駅のA12出口、都営三田線内幸町駅のA3出口からもアクセスが可能で、JR新橋駅からも徒歩でおおよそ11分圏内にあります。
博多で行列ができるほどの人気を誇る牛たん専門店の東京初出店として、2020年6月11日にオープンしました。お店のコンセプトは、安くて早くておいしい牛たんを提供することにあり、「お客様をお待たせしない」ことをモットーとしています。名物は何と言っても薄切りの牛たんで、素早く炙って提供されます。この薄さ約2mmという厚さは、食べやすさや塩の浸透率を追求してたどり着いた最適な厚さであるとされています。
メニューの中心は「牛たん麦とろろ定食」で、これは博多本店でも一番の人気を誇るメニューです。その他にも、じっくりと柔らかくなるまで煮込まれた「牛たんシチュー」など、牛たんを様々な形で楽しめる専門店ならではのメニューが用意されています。ランチタイムには、曜日ごとに内容が変わる日替わり定食や定番の牛たん定食などが提供されており、価格帯は1,000円台から利用できるようです。ディナータイムには、ランチとはまた違ったメニューも楽しめる場合があります。店頭では牛たん弁当も販売されており、手軽にテイクアウトすることも可能です。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、合わせて25席または29席が設けられています。一人でも立ち寄りやすいカウンター席がある一方で、個室はありません。内装には九州の要素が取り入れられており、福岡県の伝統工芸品である久留米絣を用いたアートワークや、熊本県八代市で職人が手編みしたい草の暖簾が飾られています。提供される料理の器には長崎県の波佐見焼が使用されており、九州らしさを感じられる落ち着いた空間でゆっくりと食事の時間を過ごすことができます。
お客様へのサービスとして、定食のご飯はおかわりが無料となっています。特におすすめの楽しみ方として、一杯目はとろろと合わせて、二杯目には福岡産のブランド卵「うちのたまご」で卵かけご飯にして味わうことが推奨されています。また、テーブルに備え付けられている「青一味」を加えることで、味の変化を楽しむことも可能です。虎ノ門ヒルズの対象店舗となっており、ヒルズベネフィットによる割引が適用される場合や、JR九州の株主優待券が利用できる場合があることも特筆されます。
博多で培われた牛たん専門店の味が、都心の玄関口とも言える虎ノ門で気軽に味わえるのがこの店舗の大きな魅力です。リーズナブルな価格設定と提供スピードにより、忙しいビジネスパーソンのランチや、仕事帰りのちょっとした食事にも適しています。