東京都中央区銀座6丁目3-16の泰明ビル本館1階に暖簾を掲げる「酒処 おったん」は、主要駅からアクセスしやすい立地にありながら、隠れ家のような落ち着いた雰囲気を醸し出す居酒屋です。JR有楽町駅からは徒歩約5分、東京メトロ銀座駅のC2出口からは徒歩約3分、東京メトロ日比谷駅のA1出口からも徒歩約4分と、複数路線が利用できるため、銀座での仕事帰りやショッピングの後に気軽に立ち寄るのに便利です。銀座の華やかさから一歩離れた路地裏に位置し、提燈が灯るエントランスが目印となります。
店名である「おったん」は、店主の長年のニックネームに由来しており、その名の通り、訪れる人々を温かく迎えるアットホームな空間が広がっています。「銀座にないお店」を目指しているという店内は、約14席のこぢんまりとした造りで、細長い空間は居心地の良さを重視した設計です。どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気があり、特に店内に置かれたピンクの電話はインテリアのアクセントとして目を引きます。この親しみやすい雰囲気は、銀座で働く人々にとっての憩いの場となっており、初めて訪れる人でも肩肘張らずにリラックスして過ごせるでしょう。店主や常連客との会話も弾みやすい、アットホームな距離感が魅力です。
提供される料理の中心は、手作りの温かさが感じられる家庭料理、いわゆる「おばんざい」です。カウンターには常時約10種類のおばんざいが大皿に並べられており、その日によって内容が変わるため、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。価格帯は一品あたり600円から800円程度と手頃で、色々な種類を少しずつ味わうのに最適です。また、お店の看板メニューの一つとして、青森津軽から直送される新鮮な特上馬刺しが挙げられます。馬刺し盛り合わせは3500円で提供されており、鮮度と品質にこだわった逸品です。食事の〆には、しその実ご飯なども用意されています。ドリンクメニューも豊富で、定番のサッポロ生ビール(600円)をはじめ、焼酎や日本酒も各種取り揃えられており、それぞれ600円から800円程度で楽しむことができます。お通し代として2品で1000円がかかります。ディナーの平均予算は5500円から7000円程度が目安となります。
店内は総席数14席とコンパクトで、個室の用意はありません。しかし、カウンター席があるため、一人でふらりと立ち寄って店主との会話を楽しんだり、料理をじっくり味わったりするのに適しています。支払いは主要なクレジットカード(VISA、マスター、アメックス、ダイナース、JCB)が利用可能です。また、非接触型決済も導入されています。喫煙に関しては全席喫煙可能とされていますが、最新の喫煙ルールについては事前に店舗へ確認することをお勧めします。特別なサービスに関する情報はありませんが、アットホームな雰囲気の中で提供される心のこもった家庭料理と、店主や他のお客さんとの温かい交流こそが、「酒処 おったん」の最大の魅力と言えるでしょう。銀座にいながらにして、実家に帰ってきたような安心感と温かさを感じられる、隠れた名店です。