JR阿佐ヶ谷駅北口から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線南阿佐ケ谷駅からも徒歩圏内に位置する「旅サロン 海っ子八戸」は、青森県八戸の豊かな食文化と地酒を東京で堪能できる創作居酒屋です。阿佐ヶ谷駅北口ロータリーを出て左側奥に進み、特定の場所を曲がった先にあるビルの2階にあり、駅からのアクセスは非常に良好です。店内へは専用の階段を利用します。
店内に足を踏み入れると、まるで八戸を訪れたかのような空間が広がります。窓に見立てて設置された大型モニターには種差海岸や八戸三社大祭など、八戸の美しい景色や迫力ある映像が映し出され、視覚でも旅気分を味わえます。壁には八戸に関連するポスターや八幡馬の装飾が施され、店内の一角には八戸周辺の特産品を並べたお土産コーナーも設けられています。これは、八戸出身の店主が郷土の魅力を多くの人に知ってもらいたいという強い思いから実現したものです。
提供される料理は、八戸の新鮮な海の幸や山の幸を活かした郷土料理や、それらをアレンジした創作料理が中心です。八戸特産のイカやサバを使った料理は特におすすめで、「いかのぽんぽん焼き」はやわらかい胴体とコリコリとしたゲソの食感の対比が楽しい一品です。ゲソはいかの内臓と共に味付けされており、味噌のコクと生姜の風味がイカの旨みを引き立てています。青森県のB級グルメとしても知られるせんべい汁は、南部せんべいの独特の食感が楽しめる人気の郷土料理です。その他、「たしろの焼きそば」や「ちくわ焼うどん」、「さばの冷燻入りチャーハン」といった食事メニューも提供しています。価格帯としては、たしろの焼きそばやちくわ焼うどんは748円、さばの冷燻入りチャーハンは1,078円、ごはんが275円、おむすびが418円、みしまシトロンシャーベットが528円などがあります。鍋料理は予約が必要で、すき焼き（1人前5,500円、2人前～、5日前予約）、青森あんこう鍋（2人前8,800円～要予約）、寄せ鍋（1人前4,280円、2人前～要予約）などがあり、青森の味覚を存分に堪能できます。ドリンクメニューも豊富で、青森の地酒を中心に、ビール、焼酎、カクテル、ワインなどが揃い、料理との相性を考えながら選ぶ楽しみがあります。コース料理には飲み放題が付いているものもあります。
総席数は40席で、テーブル席を中心に、個室やカウンター席も完備しています。個室はプライベートな空間でゆっくりと食事を楽しみたい場合に適しています。テーブル席はレイアウトを調整することで、15名から最大30名程度までのホール貸切も可能です。座敷席や掘りごたつ席、ソファ席はありません。全席禁煙ですが、2階の踊り場に喫煙スペースが設けられています。
旅行会社が運営しているというユニークな背景も、この店の魅力の一つです。店内で八戸や青森県の観光に関する紹介本を見ながら飲食を楽しんだり、店主に旅の相談をしたりすることも可能です。時期によっては、八戸せんべいハーモニーのプレゼントといった特別なクーポンが利用できる場合もあります。店内の設備としては、Wi-Fiが利用可能で、カラオケ設備やバンド演奏、TV・プロジェクタも備わっており、多様なシーンでの利用に対応できます。支払い方法も豊富で、主要なクレジットカード各種、楽天EdyやSuicaなどの各種電子マネー、PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済が利用可能です。
平均予算はディナーで4,000円から5,000円程度を目安に、八戸の美味しい料理と地酒を心ゆくまで味わうことができます。阿佐ヶ谷で青森、特に八戸の味覚や文化に触れたい方にとって、「旅サロン 海っ子八戸」は魅力的な選択肢となるでしょう。
