東京都新宿区神楽坂の閑静な路地裏に佇む一軒家を改装した「のいえ」は、都会の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごせる隠れ家のような居酒屋です。東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口から徒歩約2分とアクセスも良好で、都営大江戸線牛込神楽坂駅からも徒歩約4分、JR各線飯田橋駅からも徒歩約10分圏内と、様々な方面からアクセスしやすい立地にあります。お店のコンセプトは「実家のようにふらりと立ち寄れる店」。その名の通り、自然の緑と木の温もりに包まれた店内は、訪れる人々に安らぎと落ち着きのある空間を提供しています。
「のいえ」では、全国各地の村や島から厳選して仕入れたこだわりの食材を使った、素材の旨味を活かした創作料理を堪能できます。東京の市場にはあまり出回らない珍しい食材や、顔の見える生産者から直接仕入れた無農薬野菜、産みたて卵なども使用しており、素材一つ一つへのこだわりが感じられます。アジフライに使用するパン粉は専門工場に特注するなど、細部にわたる工夫が凝らされています。自家製のドレッシングやクラフトコーラ、ジンジャーエールなども用意されており、手作りの温かさが感じられる品々が並びます。
メニューはランチ、カフェ、ディナーの各時間帯で異なり、それぞれのシーンに合わせた料理を提供しています。ディナーでは、単品メニューに加えてお得なコース料理も用意されており、価格帯は3,800円から5,800円程度まで複数あります。例えば、長野県宮田村のすくい豆腐や北海道猿払村のホタテのバター醤油焼き、鳥取県境港産のアジフライといった店主おすすめの料理を一度に味わえるコースなどがあります。アラカルトでは、境港のアジフライ(750円)、塩麹鶏もも肉の寄せ鍋(一人前 1,480円)、はんぺんマヨチーズ焼き(650円)などが楽しめます。ランチは1,000円台から2,000円程度の価格帯で、本日のお昼ごはんとして焼き魚定食(880円)や秋田県東成瀬村の短角牛の牛すじ麻婆豆腐(1,078円)、豚汁定食(638円)、塩こうじ鶏ハラミの唐揚げ(748円)などがあり、定食や一品料理を気軽に味わえます。
料理との相性を考えて厳選された日本酒も「のいえ」の大きな魅力の一つです。全国各地から集められた日本酒は約50種類にも及び、フルーティーで華やかな香りのモダン日本酒から、しっかりとした味わいで燗にも合うクラシック日本酒まで、幅広いラインナップが揃います。日本酒は単品(半合グラス 850円)での注文のほか、お得な2時間日本酒飲み放題(2,950円)も用意されており、セルフスタイルで好きな日本酒を選んで楽しむことができます。日本酒以外にも、ハートランドビール(瓶 650円)、瀬戸内海のレモンサワー(600円)などのアルコールや、桃太郎のトマトジュース(650円)、田舎館村の100%りんごジュース(650円)といったソフトドリンク、自家製ドリンクも豊富に揃っています。
店内の総席数は46席で、テーブル席とカウンター席が設けられています。個室やソファ席、座敷、掘りごたつはありません。貸切での利用も可能で、20名程度の少人数から最大50名程度まで対応できます。店内は全席禁煙ですが、店内とは異なるテラスに喫煙スペースが設けられています。オープンテラスもあり、気候の良い時期には心地よい風を感じながら食事やお酒を楽しむこともできます。
「のいえ」では、通常の飲食店の枠を超えたユニークな取り組みも行っています。お店のバルコニーには神楽坂の園芸店が監修したグリーンガーデンがあり、店内で使用されている山野草などの園芸商品の一部は購入も可能です。また、ご近所のワークショップ主催者と連携し、包丁研ぎや森のアロマ作りといった様々なワークショップを定期的に開催しています。さらに、お客さんが部長となって共通の趣味を楽しむ「大人の部活動」も企画・運営されており、園芸部や鉄道研究会、ポーカー部、日本酒部など、多岐にわたる活動を通じてお客さん同士の交流を深める場を提供しています。このように、「のいえ」は単なる飲食店としてだけでなく、訪れる人々が食を通じて繋がり、学び、遊べる文化的な交流拠点となることを目指しています。「孤独のグルメ」の作者である久住昌之さんと共に全国の酒蔵を巡るYouTube企画も制作しており、その活動で出会ったお酒や肴がお店で提供されることもあります。
これらの特徴から、「のいえ」は美味しい料理と豊富��日本酒を落ち着いた空間で楽しみたい方だけでなく、地域の文化や人との繋がりに興味がある方にもおすすめのお店と言えるでしょう。ランチでの気軽な利用から、ディナーでの大切な人との食事、友人との女子会や各種宴会など、様々なシーンで利用できます。都会にいながらもどこか懐かしく、実家に帰ってきたような温かい雰囲気の中で、心満たされるひとときを過ごせるでしょう。