かつて東京都港区北青山に店を構えていた「UMAMI BURGER 青山店」は、アメリカ・ロサンゼルスで誕生したハンバーガーレストランの日本第1号店として知られていました。東京メトロ各線の表参道駅からは徒歩3分から4分ほどの距離に位置しており、多くの人々がアクセスしやすい場所にありました。また、明治神宮前駅や渋谷駅からも徒歩でアクセス可能な範囲でした。
UMAMI BURGERは、店名にも冠している「うま味」を最大限に引き出すことにこだわったハンバーガーを提供することをコンセプトとしていました。創業者が日本のうま味に着目したことから名付けられたとされており、牛肉やチーズ、トマト、マッシュルームといったうま味成分を豊富に含む食材に加え、昆布や醤油などをブレンドしたという独自の調味料を使用することで、その独特の味わいを生み出していました。アメリカの有名雑誌で高い評価を受けるなど、国内外で注目されるハンバーガーでした。
青山店は、ロサンゼルスの店舗をモチーフにした、洗練されたおしゃれな空間が特徴でした。店内には、カウンター席やソファー席を含む全70席が設けられており、ゆったりとした雰囲気の中で食事を楽しむことができました。お一人での気軽な利用から、友人や家族との食事、さらには20名から70名までの貸切利用にも対応していました。ただし、個室は用意されていませんでした。
提供されるメニューの中心は、もちろん個性豊かなハンバーガーです。代表的な「ウマミバーガー」のほか、トリュフの香りが特徴の「トリュフバーガー」、食べ応えのある「マンリーバーガー」といった定番に加え、レンコンやなめこを使用したテリヤキバーガーや、真鱈のフライにカレー風味を加えたフィッシュカレーバーガーといった日本限定のオリジナルメニューも展開していました。これらのハンバーガーは、単にボリュームがあるだけでなく、計算された「うま味」の組み合わせにより、深みのある味わいを楽しむことができました。ハンバーガーの他にも、フライドポテトやオニオンリングなどのサイドメニュー、デザート、そしてハンバーガーとの相性を考えてセレクトされたワインやクラフトビール、カラフルなミルクシェイクなどのドリンク類も充実しており、様々なシーンで利用できるラインナップでした。価格帯は、ランチがおおよそ2000円以内、ディナーがおおよそ3000円以内を目安としていました。
UMAMI BURGER 青山店では、店内で食事をするだけでなく、テイクアウトやデリバリーサービスも提供しており、自宅やオフィスでもこだわりのハンバーガーを味わうことができました。また、お子様連れのお客様への配慮もあり、お子様メニューの用意やベビーカーでの入店が可能でした。店内ではWi-Fiも利用でき、快適に過ごすための設備も整っていました。
残念ながら、UMAMI BURGER 青山店は、契約期間満了に伴い2025年2月24日をもって閉店いたしました。青山での営業は終了しましたが、その独特の「うま味」を追求したハンバーガーと、おしゃれな空間は、多くの人々の記憶に残っています。