東京都港区西麻布に位置する「大泉工場+CULTURE」は、心と身体、そして地球に調和をもたらす「ウェルネスフード」を提案するカフェおよびグローサリーストアです。かつて「大泉工場NISHIAZABU」として知られ、2024年11月にリニューアルオープンしました。六本木駅、広尾駅、乃木坂駅の各駅から徒歩圏内にあり、西麻布交差点からも程近いアクセスしやすい場所にあります。
この店舗は、単なる飲食店にとどまらず、「食」「健康」「文化」の新しいムーブメントを生み出す場となることを目指しています。そのコンセプトの中心にあるのは、植物由来(プラントベース)の発酵食材です。発酵デザイナー監修のもと、国産の無農薬野菜をはじめとするナチュラルな食材を積極的に使用し、可能な限り加工を減らした調理法で提供することで、素材本来の栄養素と風味を大切にしています。プロバイオティクス豊富な発酵食品は腸内環境を整えることにつながると考えられており、身体の内側からの健康をサポートするメニューが特徴です。
看板メニューの一つは、お茶を発酵させて作られる微炭酸のヘルシードリンク「コンブチャ」です。オリジナルの他、ユズ、シソ、クワ、ホップなど様々なフレーバーがあり、美容や健康に関心の高い層に人気を集めています。また、無農薬の野菜や果物のみを使用し、水や砂糖を加えない「コールドプレスジュース」も提供しており、体に必要な栄養素を手軽に補給できます。ソイミルク、アーモンドミルク、オーツミルクなど、様々な種類のプラントベースミルクを選べるカフェラテも用意されています。その他、オーガニックコーヒーやティー、オーガニックビールやワインといったドリンクメニューも充実しています。
フードメニューは全てプラントベースかつグルテンフリーに対応しており、無農薬の国産野菜をふんだんに使用しています。スパイシーベジキーマカレー、マイルドスパイスカレー、テンペカツプレート、米粉を使ったグルテンフリーピザなどのプレートメニューが揃い、価格帯は1,250円程度です。プラントベースの大豆発酵食品「テンペスト」をトマト風味にアレンジして無農薬玄米にトッピングしたタコライスも提供しています。季節のスープは650円程度、米粉ベースのグルテンフリーマフィンは350円程度、クッキーは300円程度で購入可能です。 KOMBUCHAセット、カフェセット、スープセットといったセットメニューも提供されており、ランチやディナーの平均予算は1,000円台半ばから2,000円程度となることが多いようです。
店内には30席が設けられており、お洒落でありながら落ち着いた空間でゆっくりと過ごすことができます。カウンター席もあり、一人でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。個室はありません。店内では電源や無料Wi-Fiも利用可能です。また、店舗の外にテーブルとベンチが設置されており、天気の良い日には外での利用も可能で、こちらはペット同伴も可能です。
店舗では、カフェメニューの提供だけでなく、新鮮な有機野菜や、コンブチャ、コールドプレスジュース、プラントベースのグローサリー商品も販売しています。コンブチャやナチュラル洗剤の量り売りサービスも行っており、容器を再利用することでゴミの削減に貢献するなど、地球環境に配慮したサステナブルな取り組みを積極的に推進しています。テイクアウトやデリバリーでの利用も可能です。多言語メニューとして英語メニューも用意されています。
営業時間は、月曜日が定休日で、火曜日から土曜日が8時から20時(ラストオーダーはフード19時、ドリンク19時半)、日曜日・祝日が8時から18時(ラストオーダーはフード17時、ドリンク17時半)です。夏季・冬季には休業期間があります。
健康や環境に配慮した食生活に関心を持つ人々にとって、様々な形でウェルネスな選択肢を提供してくれる、西麻布の街の「大泉工場+CULTURE」は、立ち寄りやすく魅力的なスポットと言えるでしょう。