東京都世田谷区北沢に位置する台湾料理店「猫米」は、京王井の頭線および小田急線の下北沢駅から徒歩およそ8分から11分の距離にあります。また、京王線の笹塚駅や京王井の頭線の新代田駅からも徒歩圏内となっており、様々な方面からのアクセスが可能です。
この店の大きな特徴は、台湾出身のオーナーが幼少期から親しんできた本場の味を大切にしている点にあります。コンセプトは「懐かしくて優しい、日常に寄り添う台湾料理」。使用する食材や調味料にもこだわり、本格的ながらも親しみやすい味わいの料理を提供しています。
店内は、オーナーが大の猫好きであることから、至るところに猫をモチーフにした装飾が施されており、愛猫のシャム猫「ムムちゃん」の看板も目を引きます。1960年代の台湾を思わせるレトロな雰囲気が漂い、特に印象的なエメラルドグリーンの壁が特徴的です。まるで台湾のカフェレストランにタイムスリップしたかのような、異国情緒あふれるおしゃれな空間で食事を楽しむことができます。アットホームで優しい雰囲気も、この店の魅力の一つです。地域猫や保護猫活動にも関わりがあるという点も、猫好きには嬉しい情報でしょう。
提供されるメニューは、台湾飯の定食が中心です。メインとなるのは「魯肉飯定食(ルーロー飯定食)」、「鶏肉飯定食(ジーロー飯定食)」、そして「番茄牛肉麺(ファンチエニュウロウミェン)」といった、台湾の代表的な料理です。特に魯肉飯は、豚バラ肉を台湾式醤油やスパイスなどで甘辛く煮込んだもので、多くの人に愛される定番メニューです。また、パイクー飯定食も人気のメニューとして挙げられています。これらの定食には日替わりの副菜とスープがセットになっており、副菜にはゴーヤの塩漬け卵炒めやナスとパクチーの香味ソース和え、スープにはパイナップルとゴーヤの鶏スープなど、台湾ならではの珍しい味も楽しめます。メニューは充実しており、定食以外にも、台湾の定番屋台料理である「鹹酥雞(シエンスージー・台湾風唐揚げ盛合せ)」や、食後のデザートにぴったりの「豆花(トウファ)」や「ピーナッツ豆花」も用意されています。価格帯はランチ、ディナーともに1,000円台のメニューが多く、気軽に本格的な台湾料理を味わうことができます。テイクアウトも可能で、魯肉飯弁当やパイクー飯弁当などを自宅や外出先で楽しむこともできます。
ドリンクメニューには、東方美人茶、蜜香紅茶、キンモクセイ烏龍茶、龍眼花烏龍茶といった台湾茶や、パイナップルパッション、マンゴーストロベリーなどのジャスミンフルーツティーが揃っています。かわいらしいボトルに入った東方美人茶は持ち帰りも可能です。また、台湾コーラも用意されています。
座席は全10席のこぢんまりとした空間で、テーブル席とカウンター席が設けられています。個室やソファ席、座敷、掘りごたつ、テラス席はありませんが、一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席と、複数人での利用に適したテーブル席があります。コンパクトながらも居心地の良い空間が提供されています。
支払い方法に関しては、各種クレジットカード(VISA, Mastercard, American Express, Diners Club, Discover, 銀聯)、主要な電子マネー(Suica, PASMO, nanaco, ICOCA, iD, QUICPay, Apple Pay)、そしてQRコード決済(PayPay, 楽天ペイ, d払い, au PAY, 支付宝(Alipay), 微信支付(WeChat Pay))に対応しており、多様なキャッシュレス決済が利用可能です。特別なサービスとしては、お子様連れも歓迎しており、家族での食事にも利用しやすいでしょう。さらに、店舗のオンラインストアでは、猫の形をした可愛らしいオリジナルのパイナップルケーキや厳選された台湾茶なども購入でき、店の味や雰囲気を自宅でも楽しむことができます。パイナップルケーキにはプレーン、東方美人茶、蜜香紅茶、ショコラ、季節限定のフレーバーなど複数の種類があり、お土産としても人気です。
レトロで可愛らしい空間で、オーナーこだわりの本格的ながらも優しい味わいの台湾家庭料理を、定食を中心に手軽に楽しめる「猫米」。下北沢散策の際に立ち寄るランチや、仕事帰りの夕食、休日のリラックスした時間など、様々なシーンで台湾の食文化と温かい雰囲気を堪能できる一軒です。