門前仲町駅からほど近い場所に位置する「鮎の里 山幸」は、都内では珍しい鮎料理を専門とする居酒屋です。東京メトロ東西線の門前仲町駅からは出口2より徒歩約1分、都営地下鉄大江戸線の門前仲町駅からも出口5より徒歩約4分と、駅からのアクセスに優れています。都営バスの不動尊前バス停からも徒歩約1分です。新潟出身の先代夫婦が鮎釣りを趣味としていたことから始まり、現在は娘さんがその味と伝統を受け継いでいます。扉を開けると、温かい灯りと共に昔懐かしい落ち着いた空間が広がり、肩肘張らずにゆっくりと食事やお酒を楽しめる大人の隠れ家のような雰囲気です。店内は1階のみで営業しており、座席はカウンター席、テーブル席、そして2名から4名まで利用できる半個室が用意されています。少人数での利用から、事前に相談すれば営業時間外の宴会や貸切も可能です。
山幸の看板メニューは何といっても一年を通して味わえるこだわりの鮎料理です。定番の「鮎の塩焼き」は、遠火でじっくりと時間をかけて焼き上げることで、外は香ばしく、身はふっくらとした仕上がりが特徴で、鮎本来の豊かな風味が口いっぱいに広がります。価格はサイズにより変動しますが、1000円から提供されています。鮎の内臓を塩漬けにして発酵させた珍味「うるか(鮎の塩辛)」は自家製で、お好みが分かれるものの、その独特の苦味と塩味が日本酒愛好家にはたまらない一品です。夏季限定で提供される「鮎のお刺身」は、新鮮さが自慢で、淡白ながらも鮎のしっかりとした旨味を感じられます。頭や骨は別料金で骨煎餅にすることも可能です。また、「鮎の甘露煮」は重厚感のある味わいで、身の中に魚卵が詰まっている場合もあり食べ応えがあります。「鮎の天ぷら」は、サクサクとした衣とふっくらした身の絶妙なハーモニーを楽しめ、琵琶湖産の稚鮎の天ぷらも人気です。「鮎つみれ鍋」も提供しており、様々な調理法で鮎を堪能できます。
鮎料理をまとめて味わいたい方には「鮎づくしコース」(7000円・税込)がおすすめです。うるか、鮎の塩焼き、鮎の甘露煮、鮎の骨酒、鮎の天ぷらに加え、コース限定の鮎ご飯や鮎のつみれ椀、香の物が含まれており、山幸自慢の鮎料理を存分に楽しめる内容となっています。冬には冬メニューとして2名から予約可能なコースも用意されており、予算やリクエストに応じた内容の相談も可能です。
鮎料理以外にも、豊富な一品料理を取り揃えています。「深川鍋(あさりの柳川風)」は、たっぷりのあさりと豆腐、葱を卵でとじた、あさりの出汁が染み込んだ心温まる一品です。他にも、豚モツ味噌煮込みや、様々な種類のある出し巻き玉子焼き、本日のおすすめとして提供されるお刺身、焼き物、揚げ物など、幅広いメニューが用意されています。お食事の〆には、新潟の麺を使用した「十日町ざるそば」や、だし茶漬け、おにぎりなどがあります。
ドリンクは、新潟や北陸を中心に揃えられた約40種類の豊富な地酒・日本酒が大きな魅力です。メニューには日本酒度が記載されており、自分好みの日本酒を見つけやすい工夫がされています。色々な銘柄を試したい方には「純米酒・純米吟醸酒4種セット」(1200円)も用意されており、気軽に飲み比べを楽しめます。日本酒以外にもビールや焼酎、ウイスキーなども取り揃えています。
支払い方法に関しては、VISA、Mastercard、Amex、Diners、JCBなどのクレジットカードや、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、LINE Pay、メルペイなどのQRコード決済、Suica、楽天Edy、QUICPayなどの電子マネーに対応しており、多様な決済方法が利用可能です。お通し代として440円がかかります。ドリンクの持ち込みも可能で、四合瓶は1本1000円、一升瓶は1本2000円が目安となります。店内ではスポーツ観戦が可能で、バリアフリーにも対応しており、子供連れでの利用もできます。落ち着いた雰囲気の中で、こだわりの鮎料理と豊富な日本酒を心ゆくまで楽しめる「鮎の里 山幸」は、様々なシーンで利用できる居酒屋です。