東京都渋谷区千駄ヶ谷にひっそりと佇む「Botrus(ボトルス)」は、本格的な南イタリア料理をリストランテクオリティで提供しながらも、比較的リーズナブルな価格で楽しめる隠れ家のようなレストランです。東京メトロ副都心線 北参道駅から徒歩約4分、JR中央線 千駄ケ谷駅や都営大江戸線 国立競技場駅からも徒歩圏内と、複数の駅からアクセス可能な場所に位置しており、都会の喧騒から離れて落ち着いた時間を過ごすのに適しています。 JR代々木駅からも徒歩約8分ほどの距離にあります。
店内は全11席で、L字型の真っ白なカウンター席のみが配された洗練された空間です。目の前でシェフの調理風景を眺めながら食事を楽しむことができるカウンター席は、デートや記念日といった特別な日はもちろん、一人でゆったりとワインを楽しむバータイムとしての利用にもおすすめです。個室の用意はありませんが、貸切での利用も可能で、20名以下の規模であれば対応してもらえます。落ち着いた雰囲気の中で、大切な人との語らいや友人との食事を心ゆくまで堪能できるでしょう。
「Botrus」の料理は、ミシュラン星付きレストランを中心に南イタリアのカンパニア州、プーリア州、カラブリア州など複数店で修行を積んだシェフによる、日本ではなかなか味わえない本格的な南イタリアの郷土料理がベースとなっています。さらに、その郷土料理にシェフの追求心と独創性が加わり、より昇華された一皿が生み出されています。使用される食材や調味料、ワインといった全ての素材にこだわり、厳選されたものを取り扱っています。また、ソースや手打ちパスタ、パンに至るまで全て自家製であることも大きな特徴です。珍しい手打ちパスタやイタリア各地の様々なパンも手作りで提供されており、手間暇をかけた丁寧な仕事ぶりが伺えます。オーガニック食材も積極的に用いられており、美味しさだけでなく、体への優しさも考慮されています。
現在のメニューはディナーコースが中心となっており、価格は一人あたり8,800円(税込み)で提供されています。コース内容は季節の食材の仕入れ状況によって変化しますが、ある時期には、つぶ貝のハーブバター煮 ポレンタフリッタ添え、岩塩でマリネした鴨 色々なイタリア野菜と柘榴のインサラータ、真鱈のニード 浅利とマグロのカラスミのソース、ニョケッティ 蕪のクレマとジビエの煮込み和え、タリオリーニ 赤海老のスパイス風味とピスタチオ、富士幻豚のオーブン焼き 赤ワインと黒トリュフ、苺とチョコレートとマスカルポーネのデザート、そして自家製イタリアの郷土のパン数種、食後のカッフェと小菓子といった品々が提供されていました。料理に合わせて楽しめるワインにもこだわりがあり、豊富なリストの中から選ぶことができます。また、料理との最適な組み合わせを提案してくれるワインペアリングも用意されており、3種3,900円から6種7,500円といった価格帯で楽しむことができます。
ランチ営業も行っていますが、こちらは予約制で1日1組限定となっています。特別な日のランチや、よりプライベートな空間での食事を希望する場合に利用すると良いでしょう。お子様連れでの利用については、コースメニューを召し上がれる年齢より受け付けており、お子様用のメニューは用意されていません。ドレスコードは特にありませんが、他のお客さんへの配慮として過度の香水は控えることが推奨されています。
支払い方法としては、現金に加えてPayPay、ハチペイ、LINEペイといったQRコード決済が利用可能です。クレジットカードでの支払いは受け付けていません。サービス料として、コペルト代が一人あたり600円かかります。店内は全席禁煙となっており、落ち着いた環境で食事やワインをゆっくりと楽しむことができます。また、一部座席には電源が完備されており、スマートフォンの充電などに利用できる点は現代において便利なサービスと言えるでしょう。北参道エリアで、本格的ながらも肩肘張らずに南イタリア料理とワインを堪能したい際に、「Botrus」は魅力的な選択肢となるでしょう。知る人ぞ知る隠れ家として、さまざまなシーンで活用できる一軒です。