恵比寿駅東口から徒歩約5分、恵比寿のビール坂沿いに位置していた「ebisu NUKA factory.」は、ぬか漬けをテーマにした健康和食バルでした。電車のアクセスとしては、JR各線恵比寿駅および東京メトロ日比谷線恵比寿駅、広尾駅が利用可能でした。2020年12月にオープンし、「恵比寿ぬか漬け」の発信基地として、健康志向の方々を中心に注目を集めていました。
店内のコンセプトは「工場」をモチーフにしており、打ちっ放しのコンクリートやパイプ管を基調としたインダストリアルな雰囲気に、縁側をイメージしたベンチ席や囲炉裏のような暖かさを感じさせる空間が融合したスタイリッシュな内装でした。座席はカウンター席とテーブル席があり、全部で20席ほどで、デートや少人数での利用に適した空間でした。個室やソファ席の情報は見られませんでしたが、オープンテラス席や立ち飲みスペース、電源、無料Wi-Fiも完備されていました。
メニューは「全てぬか基準」を謳い、ぬか床に漬けた料理が約7割、ぬか自体を使用した料理や酵素ドレッシングを使った健康志向の料理が約3割を占めていました。野菜のぬか漬けはもちろん、肉や魚、おつまみ系のぬか漬けといったオリジナリティあふれるメニューが特徴でした。特にハラミのぬか漬けやぬかハンバーグ、ぬか漬けの唐揚げなどが人気でした。ランチタイムには「腸活グルメ!茶漬けランチ」として、ぬか漬け焼き魚定食やぬかハンバーグ定食などが提供されており、価格帯はランチが1,000円台、ディナーが3,000円〜4,000円程度でした。ドリンクメニューも日本酒、焼酎、ワイン、カクテルと幅広く揃えられており、特に日本酒や焼酎、ワインにこだわっているようでした。
また、「MYぬか床管理サービス」というユニークなサービスも提供しており、店内のぬか庫で個人のぬか床を預かり管理してくれるほか、ぬか床の作成ガイダンスなども行っていました。これは、忙しい人でも手軽にぬか漬けを楽しめるようにという思いから生まれたサービスでした。
しかしながら、残念ながらebisu NUKA factory.は2024年1月末日をもって閉店しています。約3年間の営業期間でした。