東京都板橋区徳丸に位置していた「Secret base Quail」は、東武東上線 東武練馬駅から歩いておよそ3分の場所にありました。アクセスしやすい立地で、うずらの卵を主役にしたユニークなカフェ&バーとして知られていました。2022年10月16日にオープンし、店名には、うずらを扱うこの場所が、訪れるお客様だけでなく働くスタッフにとっても秘密基地のように感じられる、ワクワクする楽しい空間でありたいという願いが込められていました。
このお店は、大東文化大学の学生が中心となって運営する株式会社ごきっちょーによって手掛けられていました。「板橋区に新たな特産品を創出すること」や「子どもたちに食育の機会を提供すること」といった目標を実現するための活動拠点の一つとしての役割も担っていました。
提供されていたメニューの中心は、うずらの卵だけで丁寧に固められた自家製プリン「しあわせたっぷりん」です。このプリンは、そのなめらかで濃厚な味わいが特徴で、一つ一つ手作りされている点がこだわりでした。「しあわせたっぷりん」は、2022年11月には板橋区の特産品として「板橋のいっぴん」にも認定され、手土産としても人気を集めていたようです。
「しあわせたっぷりん」以外にも、うずらの卵や肉を活かした多彩な料理がメニューに並んでいました。栄養豊富なうずらの卵をふんだんに使った具沢山サンドイッチや、うずらの肉と卵に加えてうずらの堆肥で育てられたお米を使用した数量限定の「うずらずくしの親子丼」、そしてうずらの卵と肉がトッピングされたマルゲリータピザなどが提供されていました。サイドメニューとしては、うずらのゆで卵がアクセントのシーザーサラダや、味わいの異なるうずらの味玉3種食べ比べなども楽しめました。価格は、しあわせたっぷりんが440円、うずらのマルゲリータピザが1,078円、シーザーサラダが660円、うずらの味玉3種食べ比べが394円、セットドリンクが275円といった情報が見られました。カフェタイムの利用だけでなく、夜には高島平ビールなどのお酒も提供され、うずらを使ったおつまみと共に楽しめるバーとしての側面も持っていました。コースメニューも用意されており、うずらのマルゲリータピザなどを組み込んだ内容でした。予算の目安は、ランチが1,000円から1,999円、ディナーが3,000円から3,999円程度でした。
店内には10席の座席があり、オシャレで落ち着いた空間だったとされています。6名から貸切での利用も可能で、小規模な宴会にも対応できたようです。個室はありませんでした。店内では全席禁煙となっており、利用者は電源や無料Wi-Fiも利用できました。駐車場はなかったものの、隣接する場所に2時間まで無料で利用できる駐輪場がありました。お子様連れでの来店も歓迎されており、乳児から小学生まで利用可能でした。
支払い方法に関しては、主要なクレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)、交通系電子マネー、楽天Edy、QUICPayといった電子マネー、そしてPayPay、d払い、楽天ペイ、au PAYなどのQRコード決済に対応していました。テイクアウトやデリバリーサービスも提供しており、デリバリーはUber Eats、出前館、menuといったプラットフォームに加え、店舗の公式ウェブサイトからの直接注文も可能でした(店舗から概ね2km圏内、2,500円以上の注文から利用可能)。営業時間は10:00から19:00までで、定休日は設けられていなかったようです。