かつて東京都千代田区神田駿河台の駿台興業ビル地下1階に位置していた「東京コトブキ 御茶ノ水店」。JR各線御茶ノ水駅の2番出口から徒歩およそ1分、地下鉄千代田線新御茶ノ水駅のB1出口から徒歩およそ1分、地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅の聖橋口からも徒歩およそ1分と、各方面からアクセスしやすい場所にありました。御茶ノ水駅からは約87mという近さでした。
この店舗は、居酒屋、海鮮料理、日本酒バーといったジャンルを提供し、「うまい酒と魚のあるところ」をコンセプトにした大人の居酒屋という特徴を持っていました。大手外食チェーンが展開する居酒屋業態の一つで、店内は木を使った明るくすっきりとした、綺麗で落ち着いた空間が広がっていたとされています。
メニューの中心は新鮮な海鮮料理で、特に漁港から直送される鮮魚を使用した刺身が自慢でした。季節の刺身と寿司、海苔巻きが盛り込まれた「コトブキ海鮮盛り」は人気の一品でした。また、魚料理だけでなく、霧島黒豚を使用した料理も提供していました。
ランチタイムには、名物の「鯛めし食べ放題」が付いた定食メニューが非常に人気を集めていました。好きなおかずを選んで、鯛めしを好きなだけ味わえる御膳形式でした。例えば、「鯛めし海鮮丼」は1,100円、「焼き魚+明太出汁巻き」は950円といった価格帯で提供されていました。鯛めしはそのままはもちろんのこと、出汁をかけてお茶漬けとしても楽しむことができたようです。「鯛めしどろぼう膳」には刺し盛りや肉豆腐も付いて1,300円でした。ランチの価格帯は概ね1,000円未満から1,000円台でした。
ディナータイムには、新鮮な魚料理や肉料理を中心に、2時間飲み放題付きの宴会コースも複数用意されており、会社宴会や接待での利用にも適していました。
かつて提供されていた「東京めし」としては、江戸味噌を使用した「江戸味噌牛すじ煮込み」(650円)、「深川出汁餃子」(550円)、酒が進む「鉄板焼き餃子」(590円)、紅生姜とベビースターがアクセントの「明太チーズ板もんじゃ」(780円)、東京武蔵野麺を使用した「東京焼きそば」(690円)、東京醤油キッコーゴが香る「東京醤油唐揚げ」(550円)など、ユニークな料理がありました。ドリンクでは、喉越しと香りが良い「東京クラフト生ビール」(中ジョッキ 640円)なども提供されていました。これらの価格は全て税込でした。
座席数は102席と比較的広く、様々なシーンに対応できる多様な席タイプがありました。個室は掘りごたつ個室とテーブル個室があり、2名から利用可能な少人数向けのものから、最大で30名以上収容可能な部屋まで用意されていました。掘りごたつ個室は2名から4名用が3室、5名から20名用が4室ありました。テーブル個室は、パーティションで仕切られた2名から4名用が6室、10名から26名用が1室、5名から8名用が3室ありました。その他、カップルシート、カウンター席、ソファー席、掘りごたつ席なども完備されていました。貸切も可能で、80名から100名までの利用に対応していました。
特別なサービスとして、ランチタイムの鯛めし食べ放題は特に注目されていました。また、2時間半以上の宴会コースも提供されており、複数言語に対応したメニュー(英語)も用意されていました。子供連れでの利用も可能で、未就学児や小学生も受け入れていました。店内では電源や無料Wi-Fiも利用できました。予約は24時間いつでもネットから可能でした。