東京都府中市宮西町のライオンズステージ府中シティタワー1階に位置するイタリア料理店「ラ・ルーチェ」。京王線府中駅からは徒歩約3分から7分、JR南武線府中本町駅からは徒歩約9分から10分ほどの場所にあり、高層マンションの1階に静かに佇んでいます。駐車場は完備されていないため、車で来店の場合は近隣のコインパーキングを利用するのが便利です。
2003年のオープン以来、府中において本格的なイタリア料理を提供する数少ない店として、地域で長く愛されてきました。2009年にはリストランテスタイルから、よりカジュアルに楽しめるオープンキッチンへとリニューアルを行い、上質なイタリアンを肩肘張らずに味わえる空間となっています。白を基調とした壁と温かみのある木目が印象的な店内は、シックで落ち着いた雰囲気が漂います。オープンキッチンを採用しており、カウンター席からはシェフが調理する様子を垣間見ることもでき、活気を感じながら食事を楽しめます。カウンター席は一人での利用も歓迎しており、気軽に立ち寄れる雰囲気です。
「ラ・ルーチェ」の最大の魅力は、厳選された旬の食材を惜しみなく使用した本格的なイタリア料理です。イタリアでの修行経験を持つシェフが腕を振るい、素材本来の味を引き出した一皿を提供しています。定番メニューに加え、その日の仕入れや季節によって変わる週替わり・日替わりメニューが豊富に用意されており、常に新しい発見があります。年間を通して登場する料理は常時約50種類にも上るとのことです。
特にこだわりが光るのがパスタです。全てのパスタはシェフが手打ちしており、モチモチとした食感と小麦本来の豊かな香りを楽しむことができます。パスタの種類とソースの組み合わせによって、年間を通じて50種類以上のパスタ料理が登場するというから驚きです。ボリューム満点のレギュラーサイズに加え、様々な種類を少しずつ味わいたいという方のためにハーフサイズも用意されています。週替わりのパスタとしては、キャベツとアンチョビのオイルソース、豚ひき肉と小松菜のトマトソース、アスパラとベーコンのクリームソースなどが提供された例があります。
メイン料理の魚料理では、その日仕入れた魚と好みのソースを選んで調理してもらうことが可能です。迷った際にはスタッフに相談すれば最適な組み合わせを提案してもらえます。肉料理では、ジビエや石垣牛、ロバ肉といった珍しい食材を使った料理が登場することもあり、本格的なイタリア料理の奥深さを堪能できます。メニューには載っていない特別な料理を味わえるシェフお任せコース(要予約)も用意されており、特別な日の利用にも最適です。過去にはフォアグラのソテーや宮城産カキのソテー、パルマ産生ハムを使ったインボルティーニ、自家製ストロッツァプレーティ 子羊のラグーソースなどがメニューに登場しています。
ランチタイムには、手軽なパスタランチから本格的なコースまで複数の選択肢があります。パスタランチはプチサラダ、前菜、パン、週替わりパスタがセットになっており、価格は1,280円から提供されています。シェフのおすすめセット(2,480円)や予約限定のランチコース(4,378円)もあり、シーンに合わせて選べます。ブルスケッタ盛り合わせや野菜サラダといったサイドメニューも追加できます。ディナーはアラカルトを中心に楽しめ、予算は一人あたり5,000円から8,000円程度が目安となります。
料理と共に楽しむワインも「ラ・ルーチェ」の大きな魅力の一つです。イタリア各地から厳選されたワインが150種類以上も揃っており、料理とのペアリングを気軽に相談できます。ワインセラーにはボトルが豊富に並べられており、見ているだけでも楽しめます。また、イタリアでは食後に欠かせないグラッパも30種類ほど用意されており、グラッパ初心者から愛好家まで満足できるラインナップです。
店内にはテーブル席とカウンター席があり、総席数は34席です。個室はありません。全席禁煙となっています。誕生日や結婚記念日といったお祝いでの利用も歓迎されており、特別な日を彩る場所としてもおすすめです。苦手な食材やアレルギーがある場合は、予約時に事前に相談すれば可能な範囲で対応してもらえます。
府中駅周辺で本格的かつ上質なイタリア料理をカジュアルな雰囲気で楽しみたいときに、「ラ・ルーチェ」は魅力的な選択肢となるでしょう。豊富なメニュー、手打ちパスタ、厳選されたワイン、そしてシェフの素材へのこだわりが感じられる料理の数々は、一度訪れる価値があります。友人とのランチ、仕事帰りの気軽なディナー、そして特別な日の食事まで、様々なシーンで利用できるでしょう。