東京都中央区銀座六丁目に位置する「銀座 玉ゐ」は、明治時代に福沢諭吉が設立した「交詢社」の歴史ある場所に建つ交詢ビルの4階に暖簾を構える穴子料理専門店です。天然の穴子にこだわり、熟練の職人が手間暇かけて調理した上質な穴子料理を堪能できます。
銀座駅からのアクセスは良好で、東京メトロ銀座線のA1出口からは徒歩約3分、日比谷線や丸ノ内線の銀座駅、また東銀座駅や日比谷駅からも徒歩圏内にあり、利便性の高い立地です。交詢ビルには有料駐車場も完備されており、車でのアクセスも可能です。
この店の核となるメニューは、創業以来の名物である「穴子箱めし」です。天然の穴子をふっくらと煮上げたものと、香ばしく焼き上げたものの二通りの調理法で提供される穴子を、ご飯と共に箱に詰めた逸品です。穴子の量によって小箱、中箱、大箱が用意されており、それぞれの価格は小箱が2,500円、中箱が3,800円、大箱が4,600円です。銀座店限定のメニューとして、中ぶりの穴子を三匹筏のように並べた「いかだ箱めし」もあり、こちらは3,500円で提供されています。箱めしには香の物とお椀が添えられます。また、穴子を使ったちらし寿司もあり、「特上ちらし」は2,200円、「特特ちらし」は3,000円です。これらのちらし寿司にも香の物とお椀が付きます。
食事をより深く味わいたい方には、季節ごとに内容が変わるコース料理がおすすめです。梅コース(7,000円)、竹コース(9,000円)、銀座玉ゐ会席の松コース(10,800円)があり、それぞれ先付け、お刺身、煮物、焼き物、揚げ物などが含まれ、メインとして小箱または中箱の穴子箱めし、そしてデザートが付きます。特に松コースは銀座店限定で、穴子のたたきポン酢や穴子の白焼き、あまきなども含まれた全9品の構成となっています。平日のランチタイムには限定の「参段箱」(4,800円)も提供されており、三種盛りの刺身、穴子料理四種盛り、そして穴子めしなどが一度に楽しめる豪華な内容です。
箱めしやちらし寿司の他にも、穴子の竜田揚げ、穴子の天ぷら、煮穴子つまみ、一夜干し、穴子のにぎりといった一品料理も充実しており、様々な穴子料理をアラカルトで楽しむことができます。ドリンクメニューには日本酒、焼酎、ワインなども取り揃えられています。また、あなごたっぷり太巻き(3,000円)や穴子の佃煮(1,800円)はお土産としても人気があります。価格表示は全て税込みです。なお、夜の部ではコース料理以外のお客様には席料として500円のお通し代が加算されます。
店内は木の温かみを感じさせる和モダンな空間で、落ち着いて食事を楽しむことができます。総席数は36席から40席程度で、カウンター席とテーブル席が配置されています。プライベートな空間で食事をしたい場合には、4名用と6名用の半個室が二部屋用意されており、接待や会食、記念日などの特別なシーンにも利用できます。一部にはソファ席も設けられており、ゆったりと寛ぐことが可能です。店内は全面禁煙となっており、快適な環境で食事ができます。
お子様連れでの来店も可能で、家族での利用にも適しています。外国語対応として英語や中国語のメニューも用意されており、海外からのゲストも安心して利用できます。決済方法については、各種クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Dinersなど)やPayPayなどのQRコード決済が利用可能です。また、テイクアウトにも対応しています。これらの充実したサービスにより、幅広いニーズに対応できる店舗と言えるでしょう。上質な天然穴子を使った伝統的な料理を、洗練された空間で味わえる「銀座 玉ゐ」は、銀座での食事の選択肢として魅力的な一軒です。