東京都港区西麻布にひっそりと佇む「利久」は、洗練された大人の隠れ家として知られる日本料理店です。地下鉄日比谷線六本木駅のメトロハット出口から徒歩約8分、都営大江戸線六本木駅の5番出口からは徒歩約10分、さらに地下鉄表参道駅のA5番出口からも徒歩約12分圏内に位置しており、主要駅からアクセスしやすい立地でありながら、一本裏手に入った静かな空間で落ち着いた時間を過ごすことができます。また、広尾駅からも徒歩約9分程度でアクセス可能です。店舗の近くには有料のコインパーキングも完備しているため、車での来店も可能です。
店主のこだわりが光る「利久」の日本料理は、その時期ならではの旬の食材をふんだんに使用していることが最大の特徴です。店主自らが毎朝豊洲市場へ出向き、その日に状態の良い、納得のいく食材だけを厳選して仕入れています。そのため、提供される料理の内容は日によって変わり、訪れるたびに新しい季節の味覚と出会える喜びがあります。店内にはその日のおすすめメニューが黒板に手書きで記されており、店主の食材への情熱と料理への真摯な姿勢がうかがえます。「旬の素材を新鮮なうちに」という店主のモットーは、提供される一皿一皿にしっかりと活きています。
料理のメニューは豊富で、豊洲で仕入れた新鮮な魚介を使ったお造りの盛り合わせをはじめ、素材の味を引き立てる焼き物や煮物が揃います。濃厚な旨味の焼き蟹みそや、ぷりぷりの産地直送生牡蠣、香ばしく焼き上げられた焼きはまぐりといった海鮮料理はもちろんのこと、厳選された和牛を使った肉料理も提供しています。A5ランクの和牛ザブトンを軽く炙ったりローストビーフで、また希少部位の和牛シャトーブリアンを贅沢に牛カツや網焼きで味わうことができます。その他にも、さっぱりといただけるイベリコ豚の温しゃぶしゃぶサラダ、色とりどりの季節野菜を使った天ぷらなど、趣向を凝らした一品料理が多数用意されています。〆の食事には、するりとのど越しの良いとろろそばや稲庭うどん、香ばしい蟹チャーハンやあみチャーハン、そして日本の食卓に欠かせない白御飯と味噌汁、とろろ御飯などが選べます。
ランチタイムには、手頃な価格で味わえる定食メニューも提供されています。かつて提供されていたメニューの中には、ボリュームのある唐揚げ定食や、豚ロースのしゃぶしゃぶに新鮮なまぐろの刺身、丁寧に煮込まれた里芋と厚揚げの煮物がセットになった「利久御膳」などがあり、昼の食事でも「利久」こだわりの味を楽しむことができます。ランチの予算は1,000円台から2,000円程度、ディナーは一人あたり8,000円から10,000円程度の予算で利用できることが多いようです。接待や会食、顔合わせといった特別な日のためのコース料理も充実しており、全8品で6,600円や8,800円といった価格帯で提供されるプランや、より上質な食材を使った13,200円のコースなど、様々なシーンや予算に合わせて選択可能です。コースには、焼き蟹みそや生牡蠣、ずわい蟹ほぐしや和牛フィレカツなど、店の看板メニューや旬の味覚が組み込まれています。
「利久」の店内は総席数40席を有し、お客様がゆったりと寛げるように配慮された空間となっています。特に魅力的なのは、接待やビジネスでの会食、家族の顔合わせといったプライベートなシーンに最適な完全個室が完備されている点です。掘りごたつ式の個室や洋室の個室があり、周囲を気にすることなく会話や食事に集中できます。お一人様でも気軽に利用できるカウンター席もあり、店主の調理風景を眺めながら食事を楽しむことも可能です。また、数名での利用に便利な小上がりの畳席も用意されています。店内全体の貸切も相談可能で、着席形式であれば最大21名までの宴会に対応できます。
お客様への細やかなサービスも「利久」の特徴の一つです。提供される料理について、お召し上がり方などに希望があれば可能な限り対応してもらえるなど、柔軟な対応が受けられます。店内は喫煙が可能となっているため、喫煙される方も安心して食事の時間を過ごすことができます。西麻布という競争の激しいエリアで長きにわたり愛され続けているのは、厳選された旬の食材を丁寧に調理する店主の確かな腕、そしてお客様への心遣いが、訪れる人々に心地よい時間を提供しているからに他なりません。隠れ家のような雰囲気の中で、四季折々の美味しい日本料理をゆったりと味わいたい方におすすめの一軒です。