銀座の賑わいから一歩路地裏へ入ると、ひっそりと佇む隠れ家のような「四季旬菜 かん」は、大人が心穏やかに過ごせる落ち着いた和食店です。地下鉄丸ノ内線銀座駅からは徒歩約2分、地下鉄日比谷線銀座駅やJR有楽町駅からもそれぞれ徒歩数分圏内というアクセス便利な立地にありながら、その扉を開けると都会の喧騒を忘れさせる静かで上質な空間が広がります。店内は隅々まで手入れが行き届き、温もりを感じさせる落ち着いた雰囲気に包まれています。派手な装飾はありませんが、料理を引き立てる季節の器など、細部に宿るこだわりが感じられます。BGMもなく、穏やかな時間が流れる中で、旬の食材を活かした繊細な和食と厳選された日本酒をゆっくりと味わうことができます。
この店の魅力は、何といっても四季折々の旬の味覚を最大限に引き出した料理の数々です。名物の一つである「かんのおでん」は、出汁にこだわり抜いたさっぱりと澄んだ味わいが特徴で、暑い季節にもおすすめです。旬の食材を贅沢に使った「お宝茶碗蒸し」は、ぜひとも味わいたい逸品と評されています。また、毎朝豊洲から仕入れる新鮮な魚介を使ったお刺身は、その日に一番良い状態のものが提供され、料理人の確かな技が光る目にも美しい一皿です。お刺身盛り合わせは3,800円から用意されており、訪れる度に旬の魚を楽しむことができます。他にも、黒毛和牛のたたきや季節の焼き魚、旬菜の天麩羅など、素材の味を大切にした創作料理が豊富に揃います。〆には雲丹釜飯や五島うどん(明太子クリーム)といった食事メニューも用意されており、デザートには自家製ヨーグルトシャーベットなど、最後の瞬間まで季節を感じさせる工夫が凝らされています。
ドリンクメニューの中でも特筆すべきは、全国各地から厳選された豊富な日本酒のラインナップです。福井県の「石田屋」や山形の「十四代」といった希少な銘柄をはじめ、料理との相性を考え抜かれた日本酒が常時取り揃えられています。また、人気の焼酎やビールなども用意されており、それぞれの料理に合わせた一杯を選ぶ楽しみがあります。夜の平均予算は8,000円前後で、銀座という土地柄に見合った上質な料理とお酒を堪能できます。ランチタイムには、1,000円程度で楽しめる豚丼やりゅうきゅう丼、アジフライ定食など、リーズナブルながらもこだわりの感じられるメニューが提供されており、昼夜問わず多くのお客さんで賑わいます。
店内の座席は、お一人様でも気軽に利用できるカウンター席に加え、テーブル席が複数用意されています。また、接待や会食、親しい仲間との集まりに最適な6名用の個室も完備しており、様々なシーンで利用することができます。2階にも席があり、そちらには半個室があるという情報も見られます。店内は全席禁煙とされています。大切な方をもてなす接待や、ゆったりと日本酒と和食を味わいたい夜、あるいは銀座でのランチタイムに、知っておくと重宝する一軒です。オンラインでの予約も可能となっており、事前に席を確保しておくとスムーズに利用できます。隠れ家のような雰囲気の中で、旬の味覚とそれに合う日本酒を心ゆくまで楽しめる「四季旬菜 かん」は、銀座で和食を堪能したい際に選択肢に加えたい魅力的なお店です。