東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩約7〜8分、六本木駅や乃木坂駅からも徒歩圏内に位置する「ビストロ・ド・ラ・シテ」は、西麻布の閑静なエリアに佇む老舗フレンチビストロです。1973年に開業し、日本におけるビストロの草分け的存在として知られています。約50年もの長きにわたり、多くの食通たちに愛され続けており、その歴史と伝統は店内の雰囲気にも色濃く表れています。
店内は、開業当時からほとんど変わらないという内装が特徴で、古き良き時代のパリのビストロを思わせるノスタルジックで温かみのある空間が広がっています。木製の床や落ち着いたインテリアは、ゆったりと食事を楽しむのにふさわしい、心地よい雰囲気を作り出しています。
提供される料理は、伝統的なフランスのビストロ料理が中心です。パテ・ド・カンパーニュや熱々のオニオングラタン、カスレといった定番メニューをはじめ、契約農家から届く野菜や市場から仕入れる新鮮な魚介類を使用した季節ごとの料理も楽しめます。バヴェットステーキとフライドポテトや黒毛和牛の赤ワイン煮込み、仔羊のクスクスなど、ボリュームのある肉料理も充実しています。また、自家製天然酵母パンや、フランス各地やその他の国のチーズなども用意されており、ワインと共にゆっくりと味わうことができます。ランチタイムにはコース予約のみ受け付けており、前日までの予約が必要です。ディナータイムはアラカルトの他、コース料理も提供しています。平均的な予算はランチが2,000円から3,000円程度、ディナーは10,000円から15,000円程度となっています。メニューに記載の価格には別途サービス料10%がかかります。
席数は全22席で、広々とした空間にテーブル席が配置されています。個室やソファ席、座敷、掘りごたつ、カウンター席、テラス席はありません。店内は全席禁煙ですが、喫煙スペースが店の外に設けられています。20名以下の少人数から50名程度までの貸切利用も可能です。
長年にわたり多くの人々に支持されてきた確かな味と、時代に左右されない居心地の良い空間で、特別な時間を過ごせるビストロとして、記念日や友人との食事、大切な人とのデートなど、様々なシーンで利用されています。