東京都台東区浅草3丁目1−3に位置していた「ASAKUSA LOCAL BURGER(浅草ローカルバーガー)」は、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分から10分ほどの場所にありました。浅草観音裏の言問通り馬道交差点からもほど近い路地に位置しており、浅草散策の際に立ち寄りやすい立地でした。かつて「浅草トンテキ元気」がプロデュースするハンバーガーショップとして知られ、特に鹿児島ブランドの純粋黒豚「六白」を使用した、肉々しさが特徴のグルメバーガーを提供していました。欧米からの観光客もターゲットの一つとしていたようです。惜しまれながらも、2024年7月7日をもって休業し、現在は移転準備中とされています。
店舗のコンセプトは「肉が旨いバーガー」であり、その名の通り、つなぎを使用せず肉本来の旨みを活かしたパティが自慢でした。看板メニューの一つである「ブッチャーバーガー」は、この鹿児島黒豚のパティのサイズを100グラムから最大540グラムまで選べる点が特徴で、特に360グラムのパティは多くの人に支持されていました。また、特製タレで味付けされた生姜焼きと半熟の目玉焼きを挟んだ「浅草ローカルバーガー」も人気を集めていたメニューです。ハンバーガー以外にも、日本唐揚協会認定カラアゲニストの店主が作るフライドジャークチキンや、季節の野菜を使ったサラダなどのサイドメニューが用意されていました。さらに、ハンバーガーの常識を覆すデザートとして「アップルキャラメリゼアイスクリームバーガー」というユニークなメニューもあり、リピーターも多かったようです。トッピングも充実しており、目玉焼きやハラペーニョ、ベーコン、アボカドなどを追加して自分好みにカスタマイズすることが可能でした。ランチタイムの予算は概ね1000円から1999円程度で、ボリューム満点のハンバーガーをお腹いっぱい楽しめると評判でした。
店内の座席は、1階にカウンター席が3席、2階にテーブル席が3卓あり、合わせて8席ほどの広さでした。1階のカウンター席では、調理の様子を間近で見ることができ、ライブ感を楽しめたようです。小規模ながらも、店主のこだわりが随所に感じられるアットホームな空間でした。利用者の口コミからは、バンズの美味しさや全体のボリューム感、そして店主の誠実な人柄が伺えます。かつてはテイクアウトにも対応しており、浅草観光の合間に立ち寄ってハンバーガーを持ち帰ることもできました。また、ホットペッパーグルメでは誕生日限定のクーポンが提供されていた時期もありましたが、現在は休業中のため利用はできません。
このように、「ASAKUSA LOCAL BURGER(浅草ローカルバーガー)」は、鹿児島黒豚を使ったこだわりのパティと個性的なメニューで、多くのハンバーガーファンや観光客を魅了していました。2024年7月7日をもっての休業・移転準備は残念ではありますが、今後の動向が注目されます。