東急東横線都立大学駅より徒歩約1分の場所にひっそりと佇む「都立大学 ぶらんこ」は、2018年6月12日にオープンした隠れ家のような和食居酒屋です。都立大学の街で、大人が肩肘張らずに日常を忘れて気軽に楽しめる「大人の酒場」を目指しています。店内はモダンな内装と間接照明が配され、落ち着いたスタイリッシュな空間が広がります。厨房を囲むように設けられたカウンター席では、ライブ感のある調理風景を間近に見ながら食事を楽しむことができ、お一人様でも立ち寄りやすい雰囲気です。テーブル席は2名掛けを中心に配置されており、レイアウトを柔軟に変更できるため、少人数から10名程度までのグループ利用にも対応可能です。一部にはゆったりと寛げるベンチシートやソファ席も備えられています。個室はありませんが、貸切での利用も相談できる場合があります。
提供される料理は、和食をベースにした創作料理の数々。旬の食材をシンプルながらも丁寧に調理しており、国産の上質な素材にこだわっています。店主自ら産地に赴き、厳選した食材を仕入れることもあります。定番メニューとして特に人気を集めているのが、「肉厚椎茸焼売」と「ホタテのコロッケ」です。肉厚な椎茸の中に餡を詰めて丸ごと蒸し上げた焼売は、その名の通りボリュームがあり、旨味が凝縮されています。ホタテのコロッケは、北海道産の雪室熟成じゃがいもとホタテを使用しており、外はサクサク、中はトロトロの食感が特徴です。その他、「気まぐれおつまみ四種盛り」や、季節ごとに内容が変わる「季節の炊き込みご飯」(土鍋で炊き上げるため提供まで時間がかかる場合があります)、噛むほどに旨味を感じられる「黒毛和牛「ランプ」のステーキ」など、魅力的なメニューが豊富に揃います。お通し代として350円から600円がかかりますが、内容は時期によって異なります。ディナーの予算は一人あたり6,000円から10,000円程度で、価格設定にも大人の酒場らしいこだわりが見られます。
ドリンクは、料理との相性を考えて厳選された日本酒が豊富にラインナップされており、旬の銘柄も楽しめます。日本酒のほか、焼酎やワインなども用意されています。きめ細やかなサービスも「ぶらんこ」の魅力の一つです。複数名で来店した場合、注文した料理を人数分に取り分けて提供してくれるサービスがあり、皆で気軽に様々なメニューを味わえるよう配慮されています。また、お一人様で来店されたお客様には、メニューによってはハーフサイズでの提供や、それに伴う料金の割引にも対応しています。これは「ぶらんこ」が大切にしている、お客様一人ひとりに寄り添う姿勢の表れと言えるでしょう。全席禁煙ですが、店外に喫煙スペースが設けられています。子供連れでの利用も可能ですが、子供向けのメニューはなく、料理の提供に時間がかかる場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。料理、空間、接客、そして価格のバランスを重視し、訪れる人々にとって居心地の良い止まり木のような存在でありたいという想いが込められたお店です。高いリピート率からも、地元に根ざし愛されていることが伺えます。