池袋駅の西口エリアに静かに佇む「みつ石」は、利便性の高い地下に位置する日本料理店です。東京メトロ副都心線、丸の内線、有楽町線の池袋駅1a出口、またはJR線、東武東上線、西武池袋線などが乗り入れる池袋駅のC3出口から地下通路を利用してアクセスすれば、雨の日でも濡れる心配がなく、徒歩数分で到着できます。この道30年以上の経験を持つ店主が腕を振るう店として、割烹居酒屋のスタイルで本格的な和食を提供しており、地元のみならず多くの食通に親しまれています。
「みつ石」を訪れた際にぜひ味わいたいのが、オリジナルの鴨しゃぶしゃぶ鍋と、年間を通して提供されるふぐ料理です。特に鴨しゃぶしゃぶ鍋は、鴨肉の旨味を最大限に引き出す秘伝の出汁が特徴で、一口味わえばその深いコクと上品な香りが口いっぱいに広がり、多くのリピーターを生んでいます。鍋を楽しんだ後の〆には、鴨の旨みが凝縮された出汁で作るうどんが用意されており、最後まで鴨しゃぶを堪能できます。また、もう一つの看板メニューであるまぐろのかぶと焼きも人気が高く、こちらも事前予約が必要な逸品です。
豊洲市場などから毎日仕入れる新鮮な魚介を使った刺身もお店の自慢です。鮮度抜群の刺身は盛り合わせで提供されるほか、単品でも様々な種類が用意されています。特に豊洲直送の生うには、濃厚な甘みと磯の香りが楽しめると評判です。自家製で作られるさつま揚げは、エソのすり身をベースにタコや三つ葉などを加え、注文を受けてから揚げるため、熱々でふっくらとした食感が味わえます。中に入れる具材は日によって変わることもあるため、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。鯖の半身と白板昆布を使ったバッテラ寿司は、京都の棒寿司を思わせる美しい見た目と、〆鯖の程よい酸味と昆布の風味が絶妙なバランスを保っており、醤油をつけずにそのまま食べるのがおすすめです。
この他にも、「みつ石」では旬の素材を活かした多彩な一品料理が楽しめます。揚げ物では、ふぐの唐揚げやたいの天ぷら、穴子の天ぷらなどがあり、日本酒や焼酎との相性も抜群です。焼き物も充実しており、鮭ハラス焼きやぶりカマ焼きなどが用意されています。ちょっとしたおつまみには、胡麻ダレのかかった冷奴や、ピリ辛のチャンジャなどがあります。食事の〆には、温かい鴨だしうどん(冬季)や冷たいざるうどん(夏季)、優しい味わいのたい茶漬け、さっぱりといただける冷やしそばなどが選べます。ディナーの平均予算は6,000円から7,999円程度となり、こだわりの料理と厳選された日本酒や焼酎を心ゆくまで味わうことができます。特に焼酎は種類豊富に揃えられています。
店内は温かみのある落ち着いた雰囲気で、カウンター席とテーブル席合わせて23席が用意されています。こぢんまりとした空間ながらも、居心地の良さが感じられます。グループでの利用には貸切も可能で、最大27名まで収容できるため、各種宴会や集まりにも対応できます。通常は日曜日が定休日ですが、事前に相談すれば団体の予約に限り、日曜日や昼間の営業時間外の利用も可能な場合があります。池袋の喧騒から離れた隠れ家のような空間で、店主と女将の温かい心遣いを感じながら、質の高い日本料理をゆったりと楽しむことができる一軒です。