東京都中央区日本橋人形町に位置する「ふうれん」は、北海道根室の新鮮な魚介類と郷土料理を堪能できる和食店です。地下鉄日比谷線・都営浅草線の人形町駅から徒歩約3分、都営新宿線の浜町駅、東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅からも徒歩約5分から6分圏内と、アクセスしやすい立地にあります。
店名の「ふうれん」は、北海道根室にある風連湖に由来しており、その名の通り、根室の食材への強いこだわりが店の特徴です。 根室出身のご主人が、故郷の本当の味を提供したいという思いで2007年にオープンしました。 根室の漁師や魚屋とのネットワークを活かし、根室港で水揚げされた新鮮な素材を空輸で仕入れています。これにより、人形町にいながらにして、根室で食べるのと全く同じ鮮度の魚介類を味わうことができます。
メニューには、根室ならではの魚介を使った刺身や焼き物、揚げ物などが並びます。例えば、鮮度が落ちやすいため一般的には干物として流通することの多いほっけを刺身で提供する「ほっけと大平(おひょう)のお造り」や、時期によって種類が異なる旬の鮭を使った「鮭の幽庵焼き」、見た目も華やかな「花咲蟹のしんじょうあられ揚げ」などがあります。 また、根室のご当地グルメとして知られる「エスカロップ」もランチタイムに提供しており、東京では珍しいこの味を求めて訪れる人もいます。 エスカロップは、バターライスに豚カツを乗せ、デミグラスソースをかけた料理で、ボリュームがありながらも最後まで美味しく食べられると評判です。 ランチメニューには他に、根室の鮮魚ミックスフライや知床鶏のザンギ、日替わり焼き魚定食などがあり、こちらも充実しています。
ドリンクメニューも豊富で、新鮮な魚介によく合う根室の銘酒「北の勝」は、地元根室でも全種類を揃える店は少ない中、「ふうれん」では様々な種類を楽しむことができます。 その他にも、年に一度、数日間しか販売されない根室の地酒やじゃがいも焼酎など、珍しいお酒も取り揃えています。
店内は、大将の温かくきめ細やかな心遣いが感じられる落ち着いた空間です。 入り口からのびる大きなカウンター席の奥にはテーブル席があり、テーブル席は通常より席間を広くとることで、来店客がゆったりと過ごせるように配慮されています。 宴会時には最大20名まで収容可能で、席が見渡しやすい空間は一体感が生まれやすく、会話も弾むとされています。 個室も用意されており、4名や6名で利用できる部屋があるようです。 全席禁煙となっており、店外に喫煙スペースがあります。
予算は、ランチが1,000円前後、ディナーが6,000円から8,000円程度の目安で利用できるようです。 クレジットカードやPayPayでの支払いも可能です。
お店では、根室の鮮魚入荷情報や月替わり・日替わりの一品、季節のおすすめ、花咲蟹、幻の鮭児など、耳寄りな情報を届けるスマホ会員も募集しています。 テイクアウトも実施しており、特製弁当などを自宅でも楽しめます。