東京都台東区浅草に位置する「割烹家 一直」は、明治11年(1878年)創業の歴史ある日本料理店です。浅草寺にもほど近い場所にあり、かつては花街として栄えた浅草の伝統を受け継ぐ格式高い割烹として知られています。厳選された旬の素材を用い、代々受け継がれてきた確かな技で仕上げる日本料理を提供しており、その味付けは江戸前のしっかりとした味付けとは異なり、素材本来の味を引き立てる上品で繊細な京風とも評される味わいが特徴です。提供される料理はもちろんのこと、料理を彩る器の数々や、訪れる客への温かいおもてなしの心も大切にしています。
アクセスは、つくばエクスプレス浅草駅からは徒歩約4分から7分程度、東京メトロ銀座線浅草駅や都営浅草線浅草駅、東京メトロ銀座線田原町駅からも徒歩約10分圏内と、複数の駅からアクセスしやすい立地です。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席と座敷席を備えており、総席数は18席から20席程度です。カウンター席では料理人の手仕事を見ながら食事を楽しむことができ、座敷席は掘りごたつ式の席もあるとされています。個室についてはいとされている情報もありますが、座敷を2名から12名程度で利用できるとされており、接待や会食などプライベートなシーンでの利用にも対応しています。貸切についても相談可能で、着席で最大20名程度まで収容できる場合があります。
料理は昼と夜で異なり、昼はお手頃な価格帯のランチメニューを提供しています。特に人気なのは、提供数限定の鯛茶漬けです。新鮮な鯛のお刺身をごまだれや薬味、海苔と共に熱々のお出汁でいただく鯛茶漬けは、その美味しさから多くの人に支持されています。この鯛茶漬けには、箸で簡単に切れるほど柔らかく煮込まれた豚の角煮などが添えられることもあります。ランチメニューとしては他にもプチ会席や会席コースがあり、価格帯は2,000円台から8,000円台程度です。
夜は、昼とは異なり完全予約制となっており、価格帯は一人あたり15,000円から30,000円を超えるコースが中心となります。御中酒料理、おく山会席、桜会席、おまかせコースなどがあり、四季折々の旬の食材をふんだんに使った本格的な会席料理を堪能できます。ドリンクは日本酒をはじめ、ビール、ワイン、焼酎などを各種取り揃えています。夜の利用時には、価格にサービス料が加算されます。クレジットカードでの支払いは夜の営業時のみ利用できるとされています。
「割烹家 一直」は、七五三や結納、還暦、米寿などのお祝い事での利用にも適しており、丁寧な接遇でお子様連れでの利用も歓迎しています。バリアフリーにも対応しており、車いすでの入店も可能とされています。特別なサービスとしては、ドリンクの持ち込みについても相談に応じている場合があります。駐車場はありませんが、近隣には有料のコインパーキングがあります。店内は基本的に禁煙ですが、カウンター席での喫煙が可能とする情報や、分煙、全面禁煙とする情報もあり、喫煙に関しては事前に店舗へ確認することが推奨されます。長い歴史に培われた伝統の味と、心尽くしのおもてなしで、特別なひとときを過ごせる浅草の割烹です。