東急東横線祐天寺駅から徒歩約2分の場所に位置する「ピッツァ食堂 C2(チードゥエ)」は、かつて「オステリアチードゥエ(Osteria C2)」として親しまれたイタリアンレストランが、2023年5月9日にリニューアルオープンしたお店です。祐天寺駅前の通りから中華料理店と寿司店の間の細い路地を入った先にあり、イタリアの国旗や真っ赤な壁が目印となる隠れ家のような佇まいを見せています。駒沢にある人気イタリアン「オステリアチートレ(Osteria C3)」の姉妹店にあたります。
古民家を改装して作られた店内は、温かみのある落ち着いた空間が広がります。古民家ならではの重厚な梁や柱がそのまま活かされており、懐かしさを感じさせながらもモダンで洗練された雰囲気を醸し出しています。席構成は、ライブ感を楽しめるオープンキッチンのカウンター席、ゆったりと食事ができるテーブル席が1階と2階にあります。特に2階には、最大6名まで利用可能なソファ席を備えたロフトがあり、プライベートな空間で食事をしたい場合や、少人数での集まりに最適です。ただし、2階への階段はやや急なため、利用の際は注意が必要です。
リニューアルに伴い、本格的なピザ窯が導入され、メニューの中心はナポリピッツァとなりました。定番のマルゲリータやクワトロフォルマッジをはじめ、高温短時間で焼き上げられる香ばしくもっちりとしたピザを堪能できます。また、旧オステリアチードゥエ時代から人気のアラカルトメニューも受け継がれており、中でもブラウンマッシュルームと黒トリュフを使った濃厚なクリームソースのタリアテッレは多くのお客に支持されています。
料理を彩る前菜「Stuzzichini」も豊富に揃っており、ショーケースの中から好みのものを自由に選ぶスタイルで提供されます。ハモンセラーノなどの生ハム、真タコのカルパッチョ、鶏とクルミのチーズマリネなど、魅力的なおつまみが並び、食欲をそそります。ランチタイムには、パスタやグリルを中心としたメニューも提供されていた時期があり、ベビーホタテを使ったペペロンチーノや三元豚肩ロースのグリルなどが楽しめることもあったようです。食後のドリンクとしてカフェラテなども選べ、昼夜問わず様々なシーンで利用できます。
価格帯はリニューアルにより、よりカジュアルに楽しめるようになりました。本格的なイタリアンを肩ひじ張らずに味わえるため、友人との食事はもちろん、デートや家族での利用にも適しています。古民家の趣を残す隠れ家のような空間で、こだわりのピザやパスタ、多彩な前菜と共に、温かい時間を過ごすことができるでしょう。貸切パーティにも対応できる場合があるため、特別なイベントでの利用を検討するのも良いかもしれません。祐天寺の街に溶け込むように佇むピッツァ食堂C2は、知る人ぞ知るイタリアンの名店として、幅広い層から人気を集めています。