東京都中央区銀座にひっそりと佇む「ラ・ニュイ・ブランシュ」は、フランスワインとイタリア料理を深夜までゆっくりと楽しめる隠れ家のようなワインバーです。銀座駅、新橋駅、有楽町駅など複数駅からアクセス可能で、東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線の銀座駅からはC2出口を利用すると徒歩約3分から4分、JR新橋駅からは徒歩約5分、JR有楽町駅からも徒歩約4分から6分程度で到着します。東建ビルの地下1階に位置しており、数寄屋通り沿いにあります。ビルの地下へ続く入口はやや分かりにくい場合もあるため、目印となる看板を探すと良いでしょう。
店内はシックで落ち着いた雰囲気にまとめられており、温かみのある照明が灯る空間です。座席は全18席ほどのこぢんまりとした造りとなっており、座り心地の良いカウンター席が8席、テーブル席が8席、そして2名用の小さな個室が1室用意されています。お一人でゆっくりとワインを味わいたい時や、親しい友人との語らい、大切な方とのプライベートな時間を過ごしたい時など、様々なシーンに対応できる配慮がされています。
「ラ・ニュイ・ブランシュ」の最大の魅力は、オーナーが厳選したフランスワインの豊富なラインナップです。新世代のカリスマ生産者が手掛ける希少なワインから、偉大な生産者の熟成された古酒まで、約500種類以上ものフランスワインが温度管理された最適な状態で用意されています。ワインリストは用意されておらず、その日の気分や料理に合わせておすすめを尋ねたり、自身の好みを伝えたりしながら、ソムリエとの会話を通じて最高のペアリングを見つける愉しみがあります。自然派ワインかどうかにこだわるのではなく、「飲んで美味しいと感じるか」「飲んで幸せになれるか」を大切に選ばれたワインは、ワイン初心者から愛好家までを満足させています。グラスワインも常時10種類以上が用意されており、気軽に様々な味わいを試すことができます。グラスワインの価格帯は2,000円台のものが中心となっています。
ワインと共に提供される料理は、旬の食材を活かした本格的なイタリア料理です。市場から仕入れた新鮮な魚介類や、無農薬野菜など、こだわりの食材を使用したアラカルトメニューが豊富に揃います。メニュー内容は季節によって変化し、訪れるたびに新しい味覚との出会いが期待できます。これまでに、築地から届く鮮魚を使ったカルパッチョ、旬野菜の温菜、フレッシュポルチーニのグリル、手打ちパスタ、ジビエ料理(エゾ鹿や山鳩など)、鴨の生ハム、白トリュフを使ったリゾット、寒ブリの燻製、フォアグラのポワレ、牛ホホ肉の赤ワイン煮込みを詰めたカッペレッティなどが提供されています。ジビエや白トリュフといった特別な食材が登場することもあり、ワインとのマリアージュを存分に堪能できます。料理はアラカルトスタイルで提供されるため、数皿をシェアしながら楽しむのがおすすめです。ディナーの予算目安は、ワインや注文する料理によって幅がありますが、おおよそ1万円から2万円程度となることが多いようです。
サービス面においては、オーナーソムリエのきめ細やかなサービスが心地よい時間を演出します。ワインに関する深い知識はもちろんのこと、一人ひとりのゲストに合わせた丁寧な接客が心に残ると評判です。また、店内での時間を快適に過ごしてもらうための配慮として、香りの強い香水や柔軟剤の使用、そして喫煙は控えめにすることが求められています。これはワインや料理本来の香りを楽しむための配慮であり、すべてのお客様が気持ちよく過ごせる空間を大切にしているからです。日曜日が定休日ですが、月曜日が祝日の場合は日曜日に営業し、月曜日を休業とする場合があります。深夜2時、あるいは3時まで営業しているため、「ラ・ニュイ・ブランシュ」(白夜)という店名の通り、時間を気にせずゆっくりと特別な夜を過ごすことができる貴重な一軒です。大人の隠れ家として、ワインと美味しい料理を心ゆくまで楽しみたい時に訪れたい場所と言えるでしょう。