祐天寺駅から徒歩数分の穏やかな住宅街に佇む「クレモンティーヌ・ビス」は、本格的なフレンチを肩肘張らずに楽しめるビストロです。まるでパリの街角にあるかのような雰囲気を持つこの店は、フランスから輸入された樫の木の玄関ドアや床のモザイクタイル、アンティークの木材を使ったカウンターなど、細部に渡りこだわり抜かれた内装が特徴です。フランスの職人の技が光るオリジナルベンチシートも配されており、ノスタルジックでありながら居心地の良い空間が広がります。
提供される料理は、ノスタルジーと現代性が融合したネオビストロ料理と称されます。シェフ自らが収穫することもあるという自然農法野菜をはじめ、北海道産仔羊、ジビエ、岩手県産岩中豚など、厳選された素材の持ち味を最大限に引き出した一皿が並びます。メニューは季節によって内容は変化しますが、例えば前菜には炙り鰹とブルグールのセルクルや、シマアジ、ポーチドエッグにアンディーブと柿のサラダ、ポルチーニ茸のトーストといった、素材の組み合わせの妙が光る品々が見られます。温かいポタージュや、アカハタ、ホロホロ鶏のポワレ、希少部位である和牛バヴェットステーキ(ハラミ)、佐賀県産酵素ポークのスペアリブなど、魚料理や肉料理も充実しています。フランス産のタルベ産白インゲン豆を使ったハチノスの煮込みや、エスカルゴと和牛テールのパイ包み焼きといったビストロならではのメニューも楽しめます。〆には、栗のタルトスフレや、ローズマリー風味のアイス、抹茶のマカロンといったデザートが食後のひとときを彩ります。また、料理のソースを拭って最後まで楽しめる全粒粉のパンも用意されています。
ランチは主に土曜日、日曜日、祝日に営業しており、数種類のプリフィックスコースが用意されています。ディナーは現在、主にコースでの提供となっており、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、食後のお飲み物で構成されるコースなどが楽しめます。金額はコースによって異なり、利用する時間帯や曜日によって幅広い価格帯で本格フレンチを堪能できます。表示価格に別途サービス料10%が加算されます。
店内の至るところには、お店のイメージキャラクターである「ポワトン」くんという可愛らしいキャラクターが見られます。お皿やカップにも刻印されており、訪れる人々を楽しませています。
特別なサービスとしては、誕生日や記念日、入学といったお祝いの際には、お店からメッセージ付きのデザートプレートのプレゼントを用意してもらえるとのことです。
祐天寺駅からアクセスしやすい立地にありながら、一歩足を踏み入れるとそこはまるで異空間。こだわりの空間で、丁寧に作られた料理とワインをじっくりと味わう、そんな贅沢な時間を過ごせる隠れ家のようなビストロです。ランチタイムは小学生以上、ディナータイムは中学生以上から利用可能となっており、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しみたい方におすすめです。