東京都新宿区新宿3-16-4に位置する「バスあいのり3丁目テラス」は、都会の喧騒から一歩足を踏み入れた路地裏に佇む、緑あふれる開放的な屋外空間のレストランです。JR新宿駅東口から徒歩約5分、東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目駅からはB6出口より徒歩約1分とアクセスしやすい立地でありながら、都会にいることを忘れさせてくれるような隠れ家のような雰囲気が魅力となっています。伊勢丹新宿店や紀伊國屋書店新宿本店が立ち並ぶ新宿通りから一本入った場所にあり、新宿ピカデリーも近く、ショッピングや観光の合間にも立ち寄りやすい場所にあります。
この店舗の大きな特徴は、日本各地から旅客用高速バスの空きトランクを利用した「産地直送バスあいのり便」によって届けられる、新鮮で希少な食材をふんだんに使用したメニューを提供している点にあります。これは、地方と都市、そして生産者と生活者をダイレクトにつなぐ新たな食のプラットフォームとなることを目指しており、東京にいながらにして日本全国の「おいしい」に出会える機会を提供しています。単に地方の食材を提供するだけでなく、それぞれの地域の食文化を発信したり、複数の地域の食材を組み合わせたユニークなマリアージュメニューを提案したりと、食を通じて日本の多様な魅力を発信しています。
提供されるメニューは多彩で、高速バスで届けられた各地の特産品を使った個性豊かな料理が並びます。例えば、香川県三豊産のオリーブ車海老と岩手県遠野産の珍しい新種野菜を組み合わせたグリーンカレーや、広島県尾道産の猪肉と山梨県産のシャインマスカットを使ったタコスなど、ここでしか味わえない組み合わせのメニューが提供された実績があります。その他にも、ハンバーガーやピザ、ライスボウルといったカジュアルなメニューも用意されており、ランチやディナー、カフェタイムなど様々なシーンで利用できます。特にハンバーガーは、「あいのりスペシャルバーガー」や、期間限定でジャックチーズを使用したバーガーなども提供されており、魚フライや白海老コロッケを使ったハンバーガーなど、ビーフ以外の選択肢もあります。ドリンクメニューも充実しており、日本各地のクラフトビールや瀬戸内レモンソーダなどが楽しめます。一部の情報ではランチタイムは800円台から、ハンバーガーセットが1300円台といった価格帯で提供されているようです。
座席は、そのコンセプトの通り緑豊かな屋外空間に広がるオープンテラス席が中心です。1階の砂利敷きテラス席に加え、ウッドデッキの2階席、さらには3階のテラス席もあり、思い思いの場所でゆったりと過ごすことができます。また、寒い時期にはビニールシートで囲われた暖かな空間も用意されるほか、テント席の利用も可能な場合があります。ペット同伴も可能で、小型犬から大型犬までテラス席であれば一緒に食事を楽しむことができます。都会の中でありながら、開放的でリラックスできる空間が広がっています。
飲食の提供に加えて、地方と都市をつなぐ場所として様々なイベントも開催されています。「日本中の食をめぐる、すてきなバスあいのり100のものがたり」と題した月替わりの企画では、オンライン直売会や大型ビジョンを活用した観光と食のタイアップイベントなどが実施され、食に関する深いストーリーに触れることができます。過去には「オーガニックな生き方」をテーマにしたトークセッションや、特定の地域の食材に焦点を当てた期間限定フェア(例:ヨロン島フェア)なども開催されており、訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。これらのイベントを通じて、地方の生産者と消費者が直接交流する機会を提供し、地域の魅力を多角的に発信しています。レンタルカフェとしての利用も可能なため、様々な用途で活用できる空間となっています。一部グルメサイトでは「新宿三丁目テラス」という名称でも掲載されており、新宿三丁目エリアの新たな交流拠点としても注目されています。