東京都台東区上野に位置する「破店 上野店」は、各線の上野駅や上野御徒町駅、上野広小路駅、御徒町駅からアクセスしやすい場所にあります。上野御徒町駅A5出口からは徒歩約1分、上野広小路駅や御徒町駅からも徒歩約2分と駅からの距離が近く、利用しやすい立地です。住所は東京都台東区上野4-6-9 パサージュビル3Fです。
店名の「破店(padian)」は中国語で「ボロボロの店」といった意味合いも持ち合わせますが、実際には戦後間もない頃の中国をイメージしたという、レトロでポップな独特の空間が広がっています。内装やスタッフの衣装もそのコンセプトに合わせており、食事だけでなく空間全体を楽しむことができるのが特徴です。このような懐古趣味を押し出したディープチャイナの雰囲気は、特に中国の若者にも人気がある一方、日本人にとっては派手で個性的な印象を受けるようです。店内は広々としており、テーブル席が中心でゆったりと寛げます。友人や知人との利用が多いようですが、家族連れやデートなど様々なシーンで利用されています。大人数での利用にも対応できる席も用意されています。ただし、個室は無いようです。
提供される料理は本格的な中国料理、特に「マジ中華」と称されるような現地の味を大切にしています。豊富なメニューの中でも、「甜麻肥蛤(ティエンマーフェイハー) 甘ピリアサリ」は東京では珍しい味わいとされ、数種類のスパイスや根菜類と共に大量の貝類を使用した豪快な一品です。魚介の旨味が凝縮されたスープに揚げパンを浸して食べるのがおすすめとされています。また、予約必須で売り切れが続出するという「ラムのレック丸焼き(小)」や、本場中国でも人気の伝統的な火鍋「銅鍋」も店の看板メニューです。火鍋は二色鍋も選択可能で、美と健康、滋養強壮といった観点からも人気があります。串焼きメニューも豊富で、ラム串や豚焼き、鶏もみじ、臭豆腐、焼きまんじゅうなど多岐にわたります。海鮮串としてはカキやホタテの特製ニンニク風焼き、イカの丸焼きなどがあり、野菜串もジャガイモやとうもろこし、焼きニラなど様々です。ホイール焼きといったアルミホイルを使った料理や、ジャガイモの細切り和え、珍味スープ、各種麺類やご飯類、点心なども提供されています。価格帯については、昼は約1,000円、夜は約4,000円が目安とされています。メニューの価格は税込表示で、一部の情報は更新日が古い可能性もあるため、最新の価格は直接店舗への確認が推奨されます。
注文はテーブルに設置されたQRコードを読み込み、スマートフォンから行うシステムです。辛さの調整やパクチー抜きといった細かい要望も可能です。決済方法には現金だけでなく、電子決済やコード決済も利用できます。
特別なサービスとしては、毎日中国人の歌手によるライブショーが行われており、食事をしながらライブパフォーマンスを楽しむことができます。一人で来店する利用者もいるようです。
店内では中国語が飛び交うことも多く、スタッフも一部を除いて日本語があまり通じない場合があるようですが、それがかえって異国情緒を演出し、中国にいるかのようなトリップ感を味わえるという声もあります。麻辣の効いた刺激的で美味しいメニューと相まって、その本格的な雰囲気を楽しむことができます。
全体として、「破店 上野店」は上野という便利な立地で、レトロな中国の雰囲気を楽しみながら、本格的な「マジ中華」を堪能できるお店と言えます。豊富なメニュー、特に他ではあまり見られない貝を使った料理やラム料理、そしてライブショーといった独自のサービスが魅力です。