東京都港区芝に位置していた「鮨 てまえ」は、JR田町駅三田口(西口)から徒歩約5分、都営地下鉄三田駅A7・A8出口からは徒歩約3分というアクセスしやすい立地でした。GEMS田町ビルの4階に店を構え、かつては同じフロアの「田町 そばまえ by moto」に併設される形で営業していましたが、独立した店舗として江戸前の寿司を提供していました。残念ながら、この店舗は2024年4月をもって営業を終了いたしました。
営業していた当時は、隠れ家のような落ち着いた空間で、カウンター席のみ全8席という設えでした。目の前で職人の手仕事を見ながら、ゆったりと食事を楽しむスタイルでした。内装は洗練されており、特別な日や接待にも利用できる雰囲気を持ち合わせていました。個室の用意はありませんでしたが、貸切での利用は可能でした。全席禁煙となっており、落ち着いて食事をしたい方にとって配慮された空間でした。
「鮨 てまえ」では、厳選された旬の魚介類を使用し、江戸前寿司の伝統的な技法と、新しい感性を取り入れた料理が提供されていました。おまかせコースが中心で、握りのほか、旬の食材を活かしたおつまみや一品料理がコースの中に織り交ぜられていました。これにより、寿司だけでなく、様々な料理との組み合わせを堪能することができました。ドリンクメニューには日本酒が豊富に揃えられており、料理とのペアリングを楽しむことができました。日本酒以外にもビールや焼酎などが用意されていました。おおよその予算としては、ディナータイムで一人あたり8,000円から9,999円程度、ランチタイムでは5,000円から5,999円程度の価格帯でした。ただし、提供される内容や時期によって変動する可能性がありました。
特別なサービスとしては、コース料理を注文する大人同伴の場合に限り、小学生の子どもも利用可能でした。また、2時間半以上の滞在が可能な宴会や、自宅でも店の味を楽しめるテイクアウトにも対応していました。生産者と消費者をつなぐというコンセプトも持ち合わせており、食材へのこだわりが感じられる店舗でした。提供される料理は、魚料理に特に力が入れられていました。おしゃれで落ち着いた空間は、デートや一人での利用にも適しており、多様なシーンで利用されていました。
GEMS田町には他にも様々な飲食店が入居しており、「鮨 てまえ」もその一つとして多くのグルメ愛好家に利用されていました。しかし、2024年4月の閉店に伴い、現在はその場所で「鮨 てまえ」の料理を味わうことはできません。短い期間ではありましたが、田町・三田エリアで質の高い江戸前寿司とこだわりの料理を提供し、地域の人々に親しまれた存在でした。