池袋駅西口C3出口より歩いておよそ1分、または西口(中央)から徒歩約6分の場所に位置する「小麦と手のひら」は、日本の厳選された食材とイタリア郷土料理の調理法を掛け合わせた、独自の進化系イタリアンを提供する「おとなのカフェ&バル」として知られています。ざわざわとした池袋の街中にありながら、落ち着いた空間でゆっくりと食事や会話を楽しめる、まさに隠れ家のような存在です。店名には、幅広く使われる小麦のようにたくさんの可能性を形にしていきたいという想いと、手を取り合うように人との出会いや繋がりを大切にしたいという願いが込められています。この場所が、訪れる人々にとって新たな発見や交流の場となることを目指しています。
提供される料理は、季節ごとの旬の野菜をふんだんに使用したイタリア風前菜や、イタリア各地の郷土料理にインスパイアされたパスタなどが中心です。特に小皿料理は各種400円程度から用意されており、複数種類を気軽に頼んで様々な味を楽しむスタイルが可能です。人参と干しブドウのラペや揚げ茄子のバルサミコマリネ、切りたてサラミといったタパス感覚で楽しめるメニューは、ちょっと一杯という時にも最適でした。また、看板メニューの一つであった「肉感ハンパない!ラザニア」は、その名の通り食べ応えがあり人気を集めていたようです。シェフ特製のパスタも常時数種類用意されており、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがありました。ランチタイムには平日限定のセットメニューやパスタセットなどが提供され、リーズナブルな価格で質の高いイタリアンを味わえるとして好評でした。
料理とともに楽しめるドリンクも充実しており、ソムリエが厳選したというワインは、グラスでもたっぷり注がれるなどワイン好きには嬉しいサービスもありました。ワインの他にもクラフトビールやハイボール、サワー、カクテル、ソフトドリンクなども揃えられており、様々なシーンで利用しやすいラインナップでした。
店内は全17席というこぢんまりとした空間で、カウンター席も備えられているため、一人でふらりと立ち寄って食事を楽しむことも可能な雰囲気でした。個室はありませんでしたが、店舗全体の貸切利用は相談可能とのことでした。
特別なサービスとしては、誕生日や記念日のお祝いに対応しており、ネームやメッセージを入れたアニバーサリープレートを無料で提供するサービスがありました。これは、特別な日の食事をより思い出深いものにするための嬉しい心遣いと言えるでしょう。お子様連れでの利用も受け入れてはいましたが、キッズチェアなどの子供向け設備は特に用意されていませんでした。その他、店内では無料Wi-Fiが利用でき、プロジェクターも完備されていたため、スポーツ観戦イベントなどが開催されることもあったようです。これらの設備は、食事以外の目的でも利用できる可能性を示唆していました。
「小麦と手のひら」は、日本の食材を活かしたイタリアンと、温かみのあるサービスで、池袋において特別な時間を提供していたお店でした。