東京都新宿区新宿3-32-10の松井ビル1階に位置する「登亭 新宿店」は、江戸時代から続く鰻問屋を前身とするうなぎ料理店です。天保8年(1837年)創業という長い歴史を持ち、現在も鰻問屋の目利きによって厳選された国産鰻を使用しています。この歴史と確かな仕入れ力が、質の高いうなぎを手頃な価格で提供できる理由の一つと言えるでしょう。
アクセスは非常に良好で、東京メトロ丸ノ内線・副都心線・都営新宿線の新宿三丁目駅からはE9出口経由で徒歩約1分、JR各線の新宿駅からも南口より徒歩約5分と、複数路線からアクセスしやすい便利な立地です。甲州街道沿いに位置しており、視認性の高い黄色の看板が目印となります。1階ではうなぎ弁当などのテイクアウト販売も行っています。
店舗は2階に広がる食事処で、一人でも気軽に立ち寄りやすいテーブル席やカウンター席を中心に全30席以上が設けられています。特別な個室やソファ席の用意はありませんが、清潔感のある明るい空間で、普段使いしやすいアットホームな雰囲気が特徴です。老舗でありながらも気取らない、誰でも落ち着いてうなぎを味わえる空間と言えるでしょう。
メニューは、鰻問屋直営ならではの多彩なうなぎ料理が並びます。定番のうな重やうな丼はもちろんのこと、蒲焼や白焼の単品、さらには肝焼串、レバー串、バラ身串、ヒレ巻串といった希少部位を使った串料理も提供しています。また、うまきやうざく、骨せんべいといった一品料理も揃っており、うなぎを様々な形で楽しむことができます。
価格帯については、うな丼(半身)が2,400円(税込)、うな重の梅(3/4尾)が3,350円(税込)、竹(1尾)が4,200円(税込)、松(1尾+1/4)が5,100円(税込)、かさね重(1尾半)が6,050円(税込)など、比較的リーズナブルな価格設定が魅力です。特に、平日数量限定の「鰻問屋のスペシャルランチ」は、特大鰻を使用しており、上(2,100円 税込)と特上(3,500円 税込)が用意されています。これはテレビ番組でも紹介された人気メニューです。ランチタイムの予算目安は2,000円以内、ディナータイムは3,000円程度の価格帯でうなぎを楽しむことができます。
登亭 新宿店では、お客様に安心してうなぎを召し上がってもらえるよう、強い小骨は骨抜きをするという丁寧な仕込みを行っています。これは熟練の職人による技であり、すべてのお客様のためというお店の配慮が伺えます。また、支払い方法としては各種クレジットカードやPayPayなどのQRコード決済にも対応しており、利便性も兼ね備えています。特別なサービスとして広くアピールされているものはありませんが、来店客からは親切丁寧な接客が良いという声も聞かれます。年中無休で営業しており、急にうなぎが食べたくなった時でも立ち寄りやすい利用しやすいお店です。