新宿三丁目に位置する「天ぷら酒場 上ル商店 新宿三丁目店」は、高級なイメージを持たれがちな天ぷらを、より気軽に、そしてお酒と共に楽しめる大衆酒場として親しまれていました。新宿三丁目駅からは徒歩わずか1~2分とアクセス抜群で、特にC6出口からはすぐの明石ビル1階および地下1階に店舗を構えていました。
「安く、早く、ヘルシー」をコンセプトに掲げ、独自の技術を用いたアニオンフライヤーで揚げられる天ぷらは、カラッとした食感が特徴で、冷めても美味しさが維持されると評判でした。定番のエビや野菜の天ぷらはもちろんのこと、ユニークな創作天ぷらを多数提供していたこともお店の大きな魅力の一つでした。ウニとイクラを乗せた味付け玉子の天ぷら「うにくらたま天」や、出汁が染み込んだふろふき大根の天ぷら、さらにはすき焼きやアボカドメープルチーズ、デザート感覚で楽しめる雪見だいふくの天ぷらなど、他ではなかなか味わえない変わり種天ぷらが多くの人々を惹きつけていました。
ランチタイムにはお得な天丼や天ぷら定食が提供されており、特にリーズナブルな価格で揚げたての天ぷらを堪能できるお得天丼は人気でした。ランチはおおよそ1000円以下、ディナーでも3000円程度の予算で満足できる価格帯でした。天ぷらの単品メニューは80円から用意されており、様々な種類を気軽に試すことができました。おつまみメニューも充実しており、旬の生牡蠣などが提供されることもありました。また、揚げたての天ぷらをより楽しめるように、大根おろしと浅漬けがおかわり自由という嬉しいサービスもありました。
ドリンクメニューも豊富で、アサヒスーパードライなどの定番ビールやハイボールに加え、京都の抹茶を使った宇治抹茶割りや、山椒の風味が特徴的な山椒ハイボールなど、天ぷらとの相性を考えられた個性的なドリンクも提供されていました。かつては毎月10日に一部の天ぷらやドリンクが特別価格になるキャンペーンなども実施され、多くのお客さんで賑わいました。
店内にはカウンター席とテーブル席が全42席設けられており、1階と地下1階で構成されていました。一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席や、複数人で楽しめるテーブル席がありましたが、個室は完備されていませんでした。ランチタイムは全席禁煙でしたが、ディナータイムは全席で喫煙が可能でした。新宿三丁目という賑やかな立地でありながらも、落ち着いた雰囲気で美味しい天ぷらとお酒をゆっくりと楽しめる空間として、多くの人に利用されていました。