東京都港区虎ノ門に位置する「蒸皮点心」は、虎ノ門ヒルズ駅B4出口からほど近く、アーバン虎ノ門ビル地下1階の「小虎小路」内にあります。小虎小路は2022年1月にオープンした新しいグルメスポットで、居酒屋甲子園公認の店舗が集まる横丁として賑わいを見せています。昼の時間帯は各店が自慢の麺料理を提供する「ヌードル横丁」としても営業しており、様々なジャンルの味が楽しめます。
「蒸皮点心」は、本格的な中華料理、特に点心や小籠包を気軽に味わえるのが特徴です。ミシュランガイド東京でビブグルマンに選出された経験を持つ料理長がプロデュースを手掛けており、その味には定評があります。ミニサイズのメニューが豊富に揃っているため、仕事帰りにふらりと立ち寄って一人で軽く一杯楽しみたい時にも適したお店と言えるでしょう。
店内の雰囲気は屋台のようなカジュアルさがありながらも、清潔感が保たれています。内装にはこだわりが見られ、様々な置物や小道具が配されていたり、看板にあえて年季が入ったような加工が施されていたりと、細部にわたって趣向が凝らされています。
メニューの中心は店名にも冠されている点心、中でも小籠包が看板メニューの一つです。海鮮小籠包は特におすすめされており、かに味噌と帆立貝柱がたっぷりと使われ、素材の旨みが凝縮されたスープを堪能できます。また、「酔っ払い海老」も珠玉の逸品として挙げられており、紹興酒ベースの自家製だれに一週間じっくり漬け込まれた海老は、まろやかな旨みがお酒との相性抜群です。他にも、原味の小籠包をはじめ、よだれ鶏やレタスオイスターといったおつまみ、甘海老唐揚げなどの揚げ物、魯肉飯や中華ちまきといった〆のご飯もの、杏仁豆腐やマンゴープリンといったデザートまで幅広いメニューが用意されています。
ランチタイムには、本場中国産のラー油や唐辛子をふんだんに使用した麻辣湯麺が提供されており、価格は800円です。また、担々麺と小籠包がセットになったランチセットも用意されており、担々麺にご飯、スープ、ザーサイ、刻み生姜、そして小籠包が付いてきます。担々麺は上品な盛り付けで、山椒が効いたピリ辛の味わいが楽しめます。ランチメニューの価格帯は比較的利用しやすい設定となっています。
座席に関する詳細な情報は限られていますが、小虎小路という横丁内の店舗として、カウンター席やテーブル席などが主体であると推測されます。個室やソファ席についての具体的な情報は見当たりません。特別なサービスについても、一般的なサービスを除いた特筆すべき事項は確認できませんでした。
「蒸皮点心」は、虎ノ門というオフィス街にありながら、本格的な点心や中華料理を肩肘張らずに楽しめるお店として、多くの人に利用されています。こだわりの詰まったメニューと、活気がありつつも落ち着ける独特の空間で、美味しい時間を過ごせるでしょう。