東京都中央区日本橋人形町に位置する「ラムレンカイネ」は、東京メトロ日比谷線・都営浅草線の人形町駅A5出口から徒歩約1分とアクセス至便な場所にあります。また、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅からも徒歩約5分、都営新宿線浜町駅からも徒歩約6分圏内です。中央区日本橋人形町3-7-11、大川ビルの3階で営業しており、周辺にはオフィスや商業施設が集まるエリアです。
このレストランの最大の特徴は、単なるジビエ料理店ではなく、アイヌ文化を「体感する」ことができるエンターテインメントレストランである点です。店内に施されたプロジェクションマッピングや音楽、映像、香り、手触り、そして感動といった五感ならぬ六感を刺激する演出とともに、アイヌの伝統的な食文化を取り入れたジビエ料理を楽しむことができます。提供される料理の中には、アイヌの伝統的な調理法である「チタタプ」をお客様自身が行う体験型のメニューも含まれており、本物のアイヌマキリ(小刀)やメノコイタ(まな板と器が一体になったもの)を使用するなど、 authentic な体験を重視しています。使用されるレシピや工芸品、衣装などは、一般社団法人阿寒アイヌコンサルンの監修を受けており、正しいアイヌ文化を伝えることに力を入れています。駆除対象となった動物の命を無駄にせず、ありがたくいただくというジビエの考え方と、生命に感謝し必要最小限の狩猟採集を行ってきたアイヌ文化の精神が合致した、サスティナブルな取り組みも特徴の一つです。
メニューはコース料理が中心で、プロジェクションマッピングとともに物語仕立てで展開される「カムイの贈り物」といったコースが提供されています。これらのコースでは、エゾ鹿肉のステーキやヒグマ鍋、チタタプ体験のほか、アイヌの伝統料理をアレンジした様々な料理が供されます。特定の記念日やお誕生日向けのプランも用意されており、特別なプロジェクションマッピングの演出が楽しめるコースもあります。価格帯はコースによって異なりますが、比較的高めの価格設定となっています。完全予約制で、特にディナータイムの営業が中心となっており、開始時間が決められているコースが多いようです。ランチ営業に関する情報は現在のところ確認できませんでした。
店内の座席はカウンター席とテーブル席があり、総席数は8席から9席と比較的小規模な空間です。個室の設備はないようです。全席禁煙となっています。
ラムレンカイネは、アイヌ文化と本格的なジビエ料理、そして最新の映像演出が融合した、ユニークで没入感のある食体験を提供するレストランとして、人形町の地で営業しています。ジビエ料理に馴染みがない方でも、文化体験を通じて楽しめるような工夫が凝らされています。