東京都目黒区上目黒に位置する「タイランドキッチン たびする子ぞう」は、中目黒駅からほど近い場所にあるタイ料理レストランです。東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅東口1からは徒歩約2分、正面改札からは徒歩約3分でアクセス可能です。目黒川を越えてすぐの左手に位置しており、比較的見つけやすい立地と言えるでしょう。店舗はifis中目黒ビル1階にあります。
このお店は、タイの代表的な料理であるカオマンガイの専門店として知られています。特にこだわっているのは、岩手県産の銘柄鶏「菜彩鶏」を使用している点です。菜彩鶏は抗生物質を与えずに育てられたヘルシーな鶏肉で、ビタミンEを豊富に含み、きめ細かく柔らかい肉質が特徴とされています。提供されるカオマンガイには、この菜彩鶏の皮なしむね肉が使用されており、しっとりとした食感が楽しめます。
カオマンガイのメニューは、鶏肉の量を120g、180g、240g、360gの4種類から選べるのが特徴です。ご飯の量も小(150g)、中(175g)、大(220g)の3種類から選ぶことができ、ライス大盛りは追加料金がかからない場合が多いようです。本場タイの味とは一味違う、国産鶏を使用した「中目黒チキンライス」として提供されており、丁寧に炊き上げられた香り高いジャスミンライスと共に味わいます。カオマンガイには通常スープが付きますが、追加料金で菜彩鶏だしを使用したトムヤム風スープに変更することも可能です。また、カオマンガイ以外にもグリーンカレーやだし茶漬け、だしトムヤム茶漬けといったメニューも提供しています。
カオマンガイをさらに楽しむためのソースは、2種類のメインソースに加えてテーブルに4種類のソースが用意されており、合計6種類の中から自由に味を変えながら楽しめます。特にタイの甘い醤油であるソイソースは日本人の口に合うと評判で、みたらし団子のタレのような懐かしい風味があるという感想も見られます。タイで作られたカトラリーを使用しているという情報もあり、細部にもこだわりが感じられます。
店内は明るくカフェのような雰囲気で、入りやすい空間が作られています。座席はカウンター席のみが8席用意されています。こぢんまりとしていますが、広々としたカウンター席で、落ち着いて食事を楽しむことができます。カウンターの下には荷物を置くスペースも確保されています。個室やソファ席に関する情報は見られませんでした。
特別なサービスとして特筆されるものとしては、テイクアウトやUber Eats、Woltといったデリバリーサービスに対応している点が挙げられます。自宅やオフィスでもお店の味を楽しむことが可能です。また、ドリンクメニューも豊富に揃えられており、タイビール(シンハー、チャーン、レオ、プーケットなど)やジャスミンハイ、パクチー生レモンサワー、パクチー角ハイボールといった、タイ料理に合う様々な種類の飲み物が用意されています。
総合的に見ると、「タイランドキッチン たびする子ぞう」は、中目黒というアクセスの良い立地で、こだわりの岩手県産菜彩鶏を使ったカオマンガイを中心に、本格的ながらも日本人に馴染みやすいタイ料理を提供しているお店です。カウンター席のみのため一人でも気軽に立ち寄りやすく、様々なソースで味の変化を楽しめる点や、テイクアウト・デリバリーに対応している点も利用者にとって魅力と言えるでしょう。2022年8月にオープンし、早くもカオマンガイの人気店として多くの人に支持されています。