JR総武線両国駅西口から徒歩約1分、都営大江戸線両国駅からも徒歩圏内に位置する「ちゃんこ霧島 両国本店」は、元大関霧島(現・陸奥親方)が営むちゃんこ料理店です。両国駅西口から大通りを渡ってすぐ、マクドナルドの左手2軒目という分かりやすい場所にあり、相撲の街・両国で本格的なちゃんこ鍋を気軽に味わえる店として親しまれています。
店のコンセプトは、陸奥部屋に代々伝わる秘伝の味を多くの人に知ってもらい、本格的なちゃんこ鍋を楽しんでもらうことにあります。ちゃんこは力士が食べる食事の総称であり、相撲部屋ごとにその味は異なりますが、「ちゃんこ霧島」では鶏ガラと豚骨でじっくりと出汁をとったスープが特徴です。この特製スープに、醤油と味噌を合わせた独自の「霧島味」をベースとしたちゃんこ鍋は、研究を重ねたどり着いたという、さっぱりとした味わいが魅力です。鍋には豚肉、鶏肉、魚介類、野菜、鶏ミンチ、タコ団子など様々な具材が豊富に入っており、柚子胡椒が隠し味として用いられています。栄養バランスに優れ、身体の芯から温まるちゃんこ鍋は、まさに店の看板メニューと言えるでしょう。
ちゃんこ鍋以外にも、秘伝のタレで味付けされた手羽先の唐揚げや、厚切りの刺身、ボリューム満点のちゃんこおにぎりなども人気の一品料理です。これらの料理を組み合わせた各種コースも用意されており、手軽に本格ちゃんこを堪能できる「関脇コース」など、利用シーンに合わせて選ぶことができます。昼の時間帯にはランチメニューも提供しており、昼夜問わず多くの人が訪れます。予算はランチがおおよそ1,000円台から3,000円程度、ディナーはちゃんこ鍋や一品料理、飲み物を含めて3,000円台から8,000円程度となることが多いようです。
店内には300席から320席ほどの席があり、テーブル席、掘りごたつ式の席、座敷席が用意されています。広々とした空間は落ち着いて食事を楽しむことができ、大人数での利用も可能です。特に座敷席の一部からは、国技館や東京スカイツリーを眺めることができる眺望の良さも兼ね備えています。また、接待や会食、顔合わせなど多様なニーズに対応できるよう、少人数から利用できる個室が完備されています。2名用から最大60名までのフロア貸切まで、人数に応じた大小様々なタイプの個室があり、プライベートな空間でゆっくりと食事を味わうことができます。個室利用には別途室料が発生する場合があります。
特別なサービスとして、時期によっては7月に開催される両国花火大会を座敷席から観覧できることがあります。また、外国人観光客にも対応できるよう、英語メニューが用意されており、英語対応可能なスタッフもいるため、海外からのゲストを安心して迎えることができます。小さなお子様連れの方のために子供椅子も用意されています。支払いは各種クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、AMEX、Diners)や交通系電子マネー、PayPay、au PAYといったQRコード決済も利用可能です。定休日は月曜日ですが、大相撲東京場所の開催期間中は休まず営業しており、相撲観戦と合わせて訪れる人々で賑わいます。両国ならではの雰囲気の中で、本格的なちゃんこ鍋と相撲部屋ゆかりの料理を味わうことができる店として、地元客はもちろん、多くの観光客からも支持されています。