東京都中央区築地にある「多け乃」は、昭和15年(1940年)創業の老舗食堂です。元々は甘味処として始まりましたが、1947年から現在の食堂として営業しています。築地場外市場の活気あふれるエリアから一本路地に入った場所にひっそりと佇んでおり、隠れ家のような雰囲気も持ち合わせています。家族経営でアットホームな空間が特徴です。
アクセスは、地下鉄日比谷線築地駅から徒歩約5分から6分、都営大江戸線築地市場駅から徒歩約7分から8分、勝どき駅からは徒歩約10分程度です。築地六丁目バス停からも徒歩約1分とアクセスしやすい立地です。
多け乃は、築地の地の利を活かした新鮮な天然の魚をリーズナブルな価格で提供することを第一に考えています。豊富な魚料理が自慢で、刺身、焼き物、揚げ物、煮物など様々な調理法で魚を堪能できます。特に煮付けが非常に美味しいと評判で、高級魚であるのどぐろやキンキの煮付けは人気メニューの一つです。また、刺身も種類豊富で、カワハギの肝醤油や鯵のたたきなども楽しめます。ミックスフライ定食もボリュームがあり人気です。グランドメニューに加えて、店内の壁には多数の短冊メニューが貼られており、その日の仕入れによって様々な旬の魚料理が提供されています。定食メニュー以外は値段表記がないものが多いですが、価格は適切であるという口コミが見られます。
席数は全部で39席あり、1階にカウンターが5席、テーブル席が12席、2階にテーブル席が22席あります。一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席や、複数人で利用しやすいテーブル席が用意されています。個室はありませんが、貸切は可能です。店内は全席禁煙で、無料Wi-Fiも利用できます。子供連れでも利用しやすい雰囲気です。支払いは各種クレジットカードや電子マネー、QRコード決済にも対応しています。
営業時間については、月曜日から金曜日、祝前日が11:00から21:00(料理L.O. 20:20、ドリンクL.O. 20:40)、土曜日が11:00から20:00(料理L.O. 19:20、ドリンクL.O. 19:40)の通し営業となっています。定休日は日曜日と祝日、その他年末年始やGW、夏季休業など不定休があります。夜の時間帯は電話での確認や予約をしてからの来店が推奨されています。ランチタイムも予約が可能で、昼からお酒を楽しむこともできます。
多け乃は、メディアでも度々取り上げられており、特に金目鯛の煮付けや、大泉洋さんが訪れた際に注文したキンキの煮付けやあなご白焼きなども知られています。蒸さずに焼きのみで仕上げるあなご白焼きは、大ぶりの身とパリパリの皮目が特徴です。豊富なメニューと新鮮な魚を使った料理で、地元の人々はもちろん、遠方からの訪問者にも愛される老舗食堂です。