東急田園都市線用賀駅から徒歩約2分または徒歩3分の場所に位置する「蕎麦と鶏 はんさむ 用賀」は、手打ち蕎麦とこだわりの鶏料理、そして日本酒を堪能できる居酒屋です。都内に複数店舗を展開しており、用賀店は閑静な住宅街に溶け込むような落ち着いた佇まいを見せています。店内はスタイリッシュでありながら温かみのある空間で、一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席、ゆったりと過ごせるボックスタイプのテーブル席、そして宴会にも利用可能な掘りごたつ式の座敷席や個室が完備されています。特に2階には最大20名まで収容可能な掘りごたつ席の宴会場があり、大人数での集まりにも対応可能です。個室は平日には人数によって利用できる場合があるため、事前の電話相談が推奨されています。店舗は1階と2階に席があり、総席数は40席です。全席禁煙となっています。
この店の大きな特徴は、店内で毎日手打ちされる自家製蕎麦です。北海道産の蕎麦粉を中心に、粗挽きと細挽きをブレンドすることで、豊かな風味とのど越しを両立させています。蕎麦つゆには、鰹節と鯖節の厚削りから取られた出汁が使用されており、上品で雑味のない澄んだ旨味が蕎麦の香りを引き立てます。営業中も蕎麦打ちが行われており、いつでも打ちたての蕎麦を味わうことができます。
蕎麦と並ぶもう一つの看板メニューが鶏料理です。鳥取県産や山陰の大山どり、関東近郊から直送される朝引きの新鮮な甲州極み鶏など、こだわりの銘柄鶏を使用しています。これらの鶏肉を備長炭で丁寧に焼き上げる串焼きは、外は香ばしく中はジューシーで、噛むほどに深い旨味が広がります。希少部位も用意されており、新鮮だからこそ提供できる白レバーのオイル漬けや鶏キンカンのかえし漬けといった逸品も楽しめます。鶏料理の多くにも自家製の蕎麦つゆをベースにした味付けが用いられています。
メニューには、〆にぴったりの「〆蕎麦」や、コシと食べ応えのある「もり蕎麦」、温かい「かけ蕎麦」といった定番から、「二種だれせいろ蕎麦(辛汁、くるみだれ)」や「旬の上天ぷらせいろ蕎麦」、「鴨南せいろ蕎麦」などの様々な種類の蕎麦が揃います。丼ものとしては、大山どりを使用した「親子丼」や旬の魚介や野菜を使った「天丼」などがあり、蕎麦とのセットメニューも豊富に用意されています。ランチタイムにはこれらのセットメニューや日替わり定食が人気です。一品料理も充実しており、「海老真丈の湯葉巻き揚げ」や「栃尾揚げの唐辛子味噌焼き」、「鶏天和風タルタル」、「もっちり蕎麦皮水餃子」、「鴨抜き~鴨肉とセリの小鍋~」、「出汁巻き玉子の鶏そぼろ餡かけ」、「旬の天ぷら盛り合わせ」など、蕎麦前としてお酒と共に楽しめる品々が並びます。串焼きは、もも、そりれす、つくね、手羽先、白レバー、砂肝、ハツ、かっぱ、ぼんじり、ささみわさびなどの部位が提供されています。
ドリンクメニューでは、料理との相性を考えて厳選された日本酒や焼酎が豊富に用意されており、常時10種類以上が揃います。1か月に一度、季節に合わせた日本酒が入荷するため、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。リーズナブルな価格で日本酒の飲み比べも可能です。メニューに載っていない隠し酒もあるため、スタッフに尋ねてみるのも良いでしょう。ワインやカクテルも用意されています。
予算感としては、ランチはおおよそ1000円から1999円程度、ディナーは3000円から4000円程度が目安となるようです。各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済にも対応しています。
落ち着いた空間で、打ち立ての本格手打ち蕎麦とこだわりの備長炭焼き鶏を、豊富な種類の日本酒や焼酎と共にゆっくりと堪能できるため、友人や家族との食事はもちろん、一人での利用やデート、各種宴会まで、様々なシーンで利用しやすい店と言えるでしょう。英語のメニューも用意されており、海外からの利用者にも対応可能です。テイクアウトも実施しています。駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングがあります。