広島県広島市中区大手町に位置する「穴子飯 木村屋本店」は、広電本線紙屋町西駅から徒歩約2分、原爆ドーム前駅からも徒歩約2分とアクセスしやすい場所にあります。世界遺産の近くにありながら、和の趣を感じさせる落ち着いた雰囲気の小さな店構えです。店内は半地下にあり、4人掛けのテーブル席が3つとカウンター席が3席設けられています。平日の昼は穴子飯専門店として営業しており、夜は海鮮料理も提供しているようです。週末の食事時は満席になることもあり、時間をずらして訪れるのが良いかもしれません。混雑時には、お弁当の事前予約も受け付けている場合があります。
このお店の最大の特徴は、3種類の異なる調理法で仕上げた穴子飯を提供している点です。寿司職人として20年以上の経験を持つ店主が監修しており、広島で伝統的に愛されてきた穴子飯に、寿司の技法を組み合わせた新しい広島の味を提供しています。提供される穴子飯は「黒」、「赤」、「白」の3種類です。
「黒」の穴子飯は、生の穴子を炭火で焼き上げることで、香ばしさとプリプリとした食感を楽しめるのが特徴です。寿司屋の技法が活かされています。「赤」は、ふわふわに煮込んだ穴子に特製のタレを付けて焼き上げており、口の中でとろけるような食感が魅力です。「白」は、穴子本来の味をシンプルに味わえる白焼きで提供され、本わさびと特製醤油でいただくのがおすすめです。
これらの穴子飯には、汁物と漬物が付いています。穴子飯の価格は、「上」が1,900円(税込)、穴子の量が多い「特上」が2,100円(税込)です。また、「赤」の穴子飯は持ち帰り弁当も用意されており、「上」が2,000円(税込)、「特上」が2,200円(税込)となっています。その他にも、あなご白焼やあなごたれ焼がそれぞれ1,300円(税込)で提供されています。ドリンクメニューには、生ビールや地酒、ハイボールなどがあります。
使用される穴子は国産にこだわり、30年以上の付き合いがある信頼のおける魚屋さんから仕入れています。時期によって最も美味しく品質の良い穴子を目利きして仕入れているとのことです。穴子に使用するタレは、店主の父親である寿司職人から受け継いだ秘伝のタレで、穴子を煮た際に出る出汁を毎日継ぎ足して作られています。このタレは甘辛くさっぱりとした味わいです。
穴子飯の他に、お土産としても利用できる「特製 穴子おこわ(冷凍)」も販売されています。穴子のアラから取った出汁と人参、竹の子、椎茸、牛蒡と一緒に蒸し上げており、広島産もち米と焼き穴子の相性が良いとされています。
店内は落ち着いた雰囲気で、お一人様でも利用しやすいカウンター席も完備されています。15名から20名程度の貸切も相談可能です。特別なサービスとして、ランチタイムにはドリンクサービスクーポンが利用できる場合があります。近隣にはコインパーキングが多数あります。