奈良県葛城市當麻に佇む「釜めし 玉や」は、近鉄南大阪線 当麻寺駅より徒歩約12分から15分の場所に位置します。江戸時代後期の嘉永6年(1853年)に建てられたという築170年以上の建物は、かつて旅籠として利用されており、国の登録有形文化財にも登録されています。その歴史ある建物をリノベーションした趣ある空間で、自慢の釜めしを味わうことができます。店内には尺八の音が流れ、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごせるのが特徴です。中庭や通りを眺められる大広間にはテーブル席が26席、半個室として利用できる12席の個室があり、団体での利用も可能です。カウンター席も6席設けられています。座敷席や掘りごたつ席、ソファー席、テラス席はありません。全席禁煙ですが、貸切時は喫煙できる場合があります。駐車場は近隣の有料駐車場を利用する必要があり、近隣有料駐車場の領収書提示で食事代金5,000円以上の場合、1台分の駐車料金返金サービスがあります。スマート支払いや各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済にも対応しています。
「釜めし 玉や」のコンセプトは、地元奈良県産の食材を活かした釜めしを提供することにあります。地元産の米「ひのひかり」を直接仕入れ、奈良県産のヤマトポーク、大和肉鶏、大和牛、奈良のきのこなど、こだわりの素材を使用しています。特にヤマトポークの角煮を使った釜めしが人気です。注文を受けてから一釜ずつ炊き上げるため、炊き上がりに30分ほど時間がかかります。予約をしておくとスムーズに案内してもらえます。メニューの中心は釜めしで、「ヤマトポーク角煮 せんどめし」、「奈良きのこ せんどめし」、「大和肉鶏 せんどめし」、「大和牛時雨煮 せんどめし」などがあります。これらの「せんどめし」には、釜めしに加えて究極のたまご、小鉢3種、大鉄砲豆富、佃煮、香の物、味噌汁、特製出汁、デザートが含まれており、価格帯は2,780円から2,980円(税込)です。釜めし単品(香の物・味噌汁付き)は1,780円から1,980円(税込)、せんどめしに天ぷらが付いたセットは3,780円から3,980円(税込)です。季節限定の釜めしもあり、冬季には兵庫県香住港直送の松葉がにを使用した釜めし(価格は変動あり)、夏季には実山椒と新生姜、大和黒鶏のつくね入り釜めし、春季には朝採り筍の釜めし、秋季には栗(ポロタン)の釜めしなどが提供されます。変わり種として、角煮と時雨煮の煮汁から作ったオリジナルのカリー茶漬け(2,780円 税込)もメニューにあります。テイクアウト可能な釜めし弁当(要予約)や、自宅で釜めしを楽しめる「釜めしの素」の販売も行っています。
「せんどめし」は、まず炊き立てをそのまま味わい、次に温泉卵をかけて卵かけご飯風に、そして最後に特製出汁をかけて出汁茶漬けとして、一杯で何度も味の変化を楽しめる玉や独自の食べ方です。特別なサービスとして、JAF会員優待でソフトドリンク1杯の進呈があります。