滋賀県大津市浜大津に位置する「淡海料理Tovin」は、京阪京津線・京阪石山坂本線びわ湖浜大津駅より徒歩約2分、JR東海道本線大津駅からは徒歩約15分の旧大津公会堂地下1階に店を構えていました。歴史ある旧大津公会堂は、昭和9年に建てられたレンガ造りの建物で、現在はレストラン施設として活用されており、景観重要建造物にも指定されています。 建物横には、旧大津公会堂のテナントと共有の駐車場が6台分用意されていました。
淡海料理Tovinは、滋賀県産の食材をメインに使用した創作料理を提供するレストランでした。 特に、大津市堅田にある「かしわの川中」が育てた淡海地鶏を主な食材とし、琵琶湖の湖魚や滋賀県内の野菜を取り入れたコース料理を提供していました。 店主は滋賀県出身で、長年鶏料理に携わった経験から、淡海地鶏をメインとした「淡海料理」を銘打ったとのことです。 豚肉と牛肉は使用せず、滋賀県の食材を中心に構成されたコース料理が特徴でした。
メニューは昼夜ともにコース料理のみで、アラカルトメニューはありませんでした。 ランチコースは土曜日・日曜日のみの提供で、価格は5,500円(税・サービス料別)からでした。 ディナーコースは7,500円(税・サービス料別)から提供されていました。 ランチ・ディナーともに前日までの完全予約制でした。 コース内容の一例として、淡海地鶏のミニタタキや炭火焼串、滋賀県産の湖魚や野菜を使った淡海料理、「TORIあわせ」と呼ばれる約11種類の盛り合わせなどが含まれていました。 TORIあわせには、焼き鳥やそぼろご飯、琵琶湖で獲れた魚を使った料理などが盛り込まれていたようです。 ドリンクは別料金で、純国産の日本ワインを約500本揃えており、滋賀県内の日本酒も用意されていました。 料理とのペアリングも提供されていました。
店内は木のぬくもりを感じる落ち着いたおしゃれな空間で、寛ぎながら食事を楽しめるように席がゆったりと配置されていました。 半個室席もあり、最大8名まで利用可能でした。 オーナーこだわりの炭火焼の焼き場があり、ライブ感も楽しめるとのことでした。
淡海料理Tovinは、フランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」のシャンパンガイドブックや2023年版のガイドブックにも掲載された実績を持っていました。
しかしながら、淡海料理Tovinは2025年1月31日をもって閉店しました。