京都の嵯峨嵐山に位置する「発酵食堂カモシカ」は、発酵食を専門とするユニークな食堂です。JR嵯峨嵐山駅の北口から徒歩約1分から3分という非常にアクセスしやすい場所にあります。トロッコ嵯峨駅からも徒歩約3分、京福電鉄嵐電嵯峨駅からも徒歩約6分と、複数の駅から徒歩圏内にあるため、観光の合間にも立ち寄りやすい立地です。
「発酵食を台所に取り戻す♪」をコンセプトに掲げ、日本の食文化に根ざした発酵食品の魅力を発信しています。 創業から10年目を迎え、「命は命で元気になる。」というメッセージのもと、発酵食を取り入れた食事やスイーツを提供することで、その魅力を体験できる場となっています。 店名の「カモシカ」は、食品を発酵させることを意味する「醸す」に由来しており、「醸し家」という意味も込められています。
看板メニューである「発酵8種定食」は、ご飯以外のすべてに発酵食品が使われており、発酵の多様性を実感できる内容です。 白味噌のお味噌汁や熟成ぬか床に漬けられた季節野菜のぬか漬け、さらにはお茶まで発酵食品というこだわりようです。 また、鯖のへしこやふぐの子の卵巣のぬか漬け、乳酸発酵の阿波晩茶など、日本の珍しい発酵食品も味わうことができます。 その他にも、お揚げの中に麹納豆が入ったものに自家製甘酒ラー油をかけて楽しむメニューや、石川県産の魚醤「いしる」を使ったガパオミンチなども提供されています。 季節によって内容が変わる酵素ジュースや、自家製酵母を使用したヴィーガンスイーツの修道院ガレット、自家製玄米甘酒と豆乳で作る砂糖不使用のアイスクリームといったドリンクやスイーツメニューもあります。 食事メニューの価格帯は、ランチで~2000円程度とされています。
店内はカウンター席とテーブル席があり、合計12席または14席程度の比較的小さなお店です。 個室はありません。 全席禁煙となっています。
食堂に加えて、2階には発酵食品を購入できるマルシェもあり、自家製の発酵調味料を量り売りで購入することも可能です。 自宅で発酵食品作りに挑戦できる手づくりキットなども販売されており、発酵食のある暮らしを自宅でも楽しめるような提案も行われています。 また、オンラインでのワークショップも開催しているようです。